ブルガリの宝飾技術と時計製造技術を結集した、「セルペンティ セドゥットーリ トゥールビヨン」登場

2022.09.13

ブルガリは、新作「セルペンティ セドゥットーリ トゥールビヨン」を発表した。今作は、蛇をモチーフとしたデザインを取り入れつつ、ダイヤモンドとブラックスピネルを全面にあしらった、トゥールビヨンウォッチである。

セルペンティ セドゥットーリ トゥールビヨン

ダイアル上の大部分を占めるトゥールビヨンキャリッジが目を引く「セルペンティ セドゥットーリ トゥールビヨン」。ケースやブレスレット、ダイアルにはダイヤモンドとブラックスピネルがセットされている。手巻き(Cal.BVL150)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径34mm、厚さ9.4mm)。30m防水。2337万5000円(税込み)。


小型のトゥールビヨンムーブメントを収めた、優美な佇まいのジュエリーウォッチ

 ブルガリは、ダイヤモンドとブラックスピネルを全面にあしらったトゥールビヨンウォッチ、「セルペンティ セドゥットーリ トゥールビヨン」を発表した。

 イタリア語で蛇を意味する「セルペンティ」が示す通り、このコレクションは、同ブランドが1940年代から大切にしてきた、蛇からインスピレーションを受けたものだ。蛇の鱗のようなブレスレットのコマや、蛇の頭にも見えるティアドロップ型のケースが、優美な佇まいを見せる。

セルペンティ セドゥットーリ トゥールビヨン

今作には、ブルガリの誇る卓越した宝飾技術を盛り込まれている。特殊な形状のケースに合わせて、品質の揃った石にカットを施し、セットする。結果、蛇のように滑らかな連続性を持ったケースやブレスレットが出来上がるのである。

 今作の特徴のひとつは、18Kホワイトゴールド製のケースとブレスレットに敷き詰められたダイヤモンドとブラックスピネルだろう。ブリリアントカットダイヤモンドが、ケース、ブレスレット、ダイアルの全面にセットされており、ベゼル、リュウズトップ、ブレスレットの中央のコマには、ブラックスピネルがセットされている。ブレスレットのコマはひとつひとつが小さく、しなやかな着用感を実現している。

セルペンティ セドゥットーリ トゥールビヨン

ティアドロップ型のケースには、小型の手巻き式トゥールビヨンムーブメントが収められている。大きな開口部を設けたダイアルは、約0.5ctのブリリアントカットダイヤモンドによって、華やかに飾られている。

 もうひとつの特徴は、小型のケースに収められたトゥールビヨンを搭載したムーブメント、キャリバーBVL150だ。ムーブメントのサイズは、縦22mm、横18mm、厚さ3.65mm。この繊細な機械をティアドロップ型の変形ケースに収めるため、ミリ単位での設計がなされており、薄型時計の記録を次々に打ち立てていくブルガリの技術が如何なく盛り込まれている。トゥールビヨンキャリッジ自体も丁寧に面取りが施され、大きなルビーによって支えられている。

 宝飾時計と薄型時計、双方の分野でリードするブルガリ。今作は、そんな同社の姿勢を体現したモデルと言えるだろう。

セルペンティ セドゥットーリ トゥールビヨン

ケースサイドにもブリリアントカットダイヤモンドがセットされており、手首の動きに合わせて光を反射し煌めく。リューズにセットされているのはブラックスピネルだ。


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