ハミルトンは、新たに38mmケースの「カーキ フィールド マーフ」を発売した。今作は、直径42mmでラインナップしていたモデルの小径化を要望する声に応える形で発表されたモデルである。コンパクトなケースになったが、デザインはそのまま踏襲している。
より万人向けにリサイズされた“マーフウォッチ”
2014年に公開された傑作SF映画、「インターステラー」。その物語のキーアイテムとして登場したのが、特注デザインのハミルトン「カーキ フィールド」であった。この時計は、着用する登場人物の名を用いて“マーフウォッチ”と呼ばれ、多くの時計ファンの心を鷲掴みにした。
遂に登場した38mmケースのカーキ フィールド マーフ。映画「インターステラー」のために制作された時計だが、その端正なデザインは多くの人々の心を掴んだ。自動巻き(Cal.H-10)。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径38mm、厚さ11.1mm)。10気圧防水。12万4300円(税込み)。
19年、ハミルトンはマーフウォッチを熱望するファンの声に応え、「カーキ フィールド マーフ」を発表した。秒針に隠されたモールス信号等、作品のファンをニヤリとさせるポイントを盛り込んだこのモデルは好評を博したが、人はないものねだりをしてしまうもの。やがて、その直径42mmのケースを大き過ぎるとする声が、ハミルトンへ寄せられるようになった。
そして今回、その熱烈な声に再度応え、ハミルトンは38mm径のコンパクトなケースを採用したカーキ フィールド マーフを発売。日付表示を持たず、12個の丸みを帯びたアラビア数字インデックスにコブラ針を組み合わせた端正なダイアルは、オリジナルの雰囲気を損ねることなく、見事に縮小されている。インデックスと針に塗布されたスーパールミノバは、ヴィンテージテイストなクリームカラーだ。
装着されているストラップは、ホワイトステッチを施したブラックのカーフ製。ムーブメントは、約80時間のパワーリザーブを誇るキャリバーH-10を搭載し、その動きをシースルーバックから楽しむことができる。
19年と22年のふたつのカーキ フィールド マーフは、ファンの声に寄り添い、その要望に応えんとするハミルトンの姿勢を体現したものなのである。
Contact info: ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン Tel.03-6254-7371
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