セイコーはプレザージュの新作として、ブランド初となる3日巻(約72時間)のロングパワーリザーブを備える4モデルを発表した。チタンケースモデルとオープンハート仕様モデルがそれぞれ2色ずつラインナップされており、前者は2023年5月26日(金)より、後者は6月23日(金)より発売される。
幅広い需要に応える3DAYSモデルの新作
100年続く腕時計づくりの伝統を継承したコレクションで、日本の美意識を世界中に発信してきたプレザージュ。そのうちのひとつであるSharp Edged Seriesは、日本古来の感性を現代風にアレンジした、洗練された日本独自の美学を特徴とするシリーズである。
自動巻き(Cal.6R5J)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径40.2mm、厚さ13.5mm)。10気圧防水。各16万5000円(税込み)。2023年6月23日発売予定。
今回このSharp Edged Seriesの新作として登場したのが、プレザージュ初となる3日巻ムーブメントを搭載した4モデルだ。オープンハートもしくはチタンケースを採用した4モデルが展開され、幅広い需要に応えるデザイン性と実用性が備わっている。
新作のハイライトであるムーブメントは最大に巻き上げた状態であれば、週末に着用しなくても翌月曜日まで動き続けるものとなっている。ダイアルにはそれを象徴するように「AUTOMATIC 3DAYS」と記されており、日常使いに向けた実用性の底上げが行われたと言える。
自動巻き(Cal.6R55)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径40.2mm、厚さ13.0mm)。10気圧防水。各16万5000円(税込み)。2023年5月26日発売予定。
4モデルのダイアルには、ブランドお馴染みの「麻の葉紋様」を採用。日本では古くから織物などに採用されてきたこの紋様は、植物の麻が丈夫で早く育つことから健やかな成長の象徴として扱われてきた。
本作のモチーフは、グラデーションダイヤルを透明樹脂で覆った後に平坦に磨き上げることで、吸い込まれるような奥行き感と精緻なディテールが作り出されている。
オープンハートモデルは、新開発のオープンハート仕様キャリバー「6R5J」を搭載。9時位置にオープンハート、6時位置に24時間表示を配置し、多層構造の麻の葉ダイアル越しにムーブメントが時間を刻むさまを楽しめるようになっている。
カラーリングは、光沢がある純白の練絹を表す白練(しろねり)と、藍色を帯びた鉄色を表す藍鉄(あいてつ)の2種類が展開される。
一方チタンモデルは、2023年発売のキングセイコーの39mm径モデルと同じ、キャリバー6R55を搭載している。こちらはケースとブレスレットに軽量かつアレルギーフリーなチタン素材を採用したことで、快適な着け心地が追求された。
そのカラーリングについては、オープンワークモデルと同様の白練と、黒に近い灰黒色(かいこくしょく)を表す墨色(すみいろ)の2色が用意される。
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