ウブロとネスプレッソという、異色のコラボレーションが実現した。スイスを代表するふたつのブランドが手を組み、リサイクルと循環型社会に基づいた「ビッグ・バン」モデルの製作という、特別なプロジェクトを立ち上げたのだ。新作「ビッグ・バン ウニコ ネスプレッソ オリジン」は、ネスプレッソのコーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒー粉)とカプセルの一部をリサイクルして作られた、初の腕時計である。
抽出後のコーヒー粉とアルミカプセルをリサイクルするという発想
ネスプレッソは、過去7年間にわたる「セカンドライフ」の取り組みの一環として、スイスのブランドと提携し、使用済みのアルミカプセルから新しい製品を生み出してきた。ウブロとネスプレッソのパートナーシップから誕生した新モデル「ビッグ・バン ウニコ ネスプレッソ オリジン」は、革新性、卓越性、サステナビリティといった価値観をその中心に据えている。
自動巻き(Cal.HUB1280)。43石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。再生アルミニウムケース(直径42mm)。10気圧防水。世界限定200本。309万1000円(税込み)。
1980年に創業したウブロは、そのブランドコンセプト「アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)」で広く知られ、ウォッチストラップにラバーを採用し、新たな合金や素材、これまでにない複合素材を開発するなど、異素材の境界を押し広げている。
またネスプレッソは、1986年以来、精密さと忘れられない味を完璧に融合させた個包装のコーヒーカプセルによって、コーヒーの芸術に革命を起こした。また、1991年に設計されたリサイクルシステムによって、アルミニウムとコーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒー粉)を分離し、それぞれを再利用可能にすることで、さらなる価値をもたらした。
そして今回、ストラップからケースまでコーヒーカプセルが使用された初の腕時計が完成したのだ。
外装に使用されたリサイクル素材
世界初となるこの取り組みは、カプセル内に残った使用済のコーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒー粉)をストラップに利用。またコーヒーカプセルのアルミニウムを使用した再生アルミニウムは、時計のケースやベゼル、リュウズ、プッシュボタンに使用されている。
かつてないこのコラボレーションにおいて、リュウズに刻まれたネスプレッソの「N」と、「マスター オリジンズ ペルー オーガニック」カプセルにちなんだそのアイコニックなカラーに、今回のパートナーシップの証を見てとれる。
もちろん素材の耐久性は問題ない。ケースは再生アルミニウム製であり、アルミニウムの28%はネスプレッソのコーヒーカプセルから得られたもの。鮮やかなグリーンのアルマイト加工が施され、サテンとポリッシュ仕上げが施されている。
ケースバックとインナーケースにはエコチタニウム(再生チタニウム)が使用されている。またラバーストラップにはチタニウム製フォールディングバックルが付属する。
ボックスにも新たな試みを導入
これらに加え、初の取り組みとして新開発のウォッチボックス、「ウブロ グリーンボックス」を開発した。このボックスは、細部まで全てがオーク材で作られ、そのほとんどがトレーサビリティを確保した巨大な木材から削り出されたもの。調達と製造の双方において短期的なサプライチェーンを促進している。
またこのボックスは再利用できるように設計されており、取り外し可能な内装の98%が、リサイクルファブリックやプラスチック糸、PET樹脂、そしてエコラベルのついた再生紙や段ボールなど、環境に配慮したリサイクル素材を使用して作られている。
本作専用のケースには、ウブロとネスプレッソとのコラボレーションを記念して、コーヒーグラウンズを用いて表現されたふたつのブランドのロゴが特別にあしらわれている。
Contact info: LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ Tel.03-5635-7055
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