2005〜2010年ベストランキング / 創刊5周年記念 印象に残った時計 2005-2010

2010.11.26
創刊5周年記念 印象に残った時計 2005-2010

篠田哲生(34歳) 嗜好品ライター

「ただひたすら5年間を懐かしむ」
この5年間は時計のバブル景気とその崩壊が起きた、まさに激動の時代と言えるだろう。バブル当時は派手な時計の攻勢に食傷気味だったこともあったが、地味な時計が増えた今になって「あれは祭りだったのだなぁ」と懐かしくも感じる。技術やコンセプト、素材など語るべき点は少なくないが、今回は過去の資料を見返しながら直観で選んだので、全て並列の扱いです。

・ハリー・ウィンストン/オーパス5
・タグ・ホイヤー/モナコV4
・ウブロ/ビッグ・バン
・ベル&ロス/BR01
・オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オートマティック
・セイコー/クレドール ノード スプリングドライブ ソヌリ
・タグ・ホイヤー/リンク クロノグラフ キャリバーS
・オメガ/シーマスター アクアテラ
・ピエール・クンツ/インフィニティ・ルーピング
・ブルガリ/ソティリオ・ブルガリ BVL168 DLC


創刊5周年記念 印象に残った時計 2005-2010

高木教雄(47歳) ライター

「その後のトレンドを牽引したトップ3」
まずは創刊5周年おめでとうございます。創刊号に携わったので感慨もひとしお。創刊からの5年間は、こうして振り返ると、時計業界が激動した5年だった様子。とりわけ上位3本は、その後の時計界のトレンドの先駆けだったという点で強く印象に残った。4位以降もオリジナリティを優先に選びました。

1パテック フィリップ/アドバンストリサーチ
2ウブロ/ビッグ・バン オールブラック
3リシャール・ミル/RM009-1
4パネライ/ルミノール 8 ジョルニ GMT
5ブレゲ/ブレゲ トラディション
6F.P.ジュルヌ/クロノメーター・スヴラン
7A. ランゲ&ゾーネ/ツァイトベルク
8ジャガー・ルクルト/デュオメトル・クロノグラフ
9モンブラン/スター ニコラ・リューセック モノプッシャー クロノグラフ
10H.モーザー/マユ


創刊5周年記念 印象に残った時計 2005-2010

古川直昌(41歳) 『クロノス日本版』編集長

「まだ2010年は終わってないので…」
本誌が創刊した2005年からリセッションで市場が疲弊した09年までに発表された新作を、各年から2本ずつ選んでみた。無秩序なようでありながら、意外なほど、その年ごとの「系統」が見えてきて面白い。2010年の新作については、まだ数カ月残っているのでここでは対象外とした。個人的には、12月が楽しみだったりする。

1リシャール・ミル/RM012
2ハリー・ウィンストン/オーパス9
3パネライ/ラジオミール 1936
4オーデマ ピゲ/トラディション オブ エクセレンス キャビネ No.5 ミレネリー デッドビートセコンド パワーリザーブ
5ウブロ/ビッグ・バン
6ジャガー・ルクルト/デュオメトル・クロノグラフ
7ドゥ グリソゴノ/メカニコdG
8A. ランゲ&ゾーネ/リヒャルト・ランゲ “プール・ル・メリット”
9ヴァン クリーフ&アーペル/ミッドナイト イン パリ
10ヴァシュロン・コンスタンタン/パトリモニー ラージサイズ


創刊5周年記念 印象に残った時計 2005-2010

名畑政治(50歳) 時計ライター

「時計っていろいろある」
さすがに5年間の発表作の中から、となるとどれを選ぶか大いに迷った。最終的には10数本を候補に挙げ、そこから絞った。それにしても時計って、いろいろなタイプがあるなぁ、というのが素直な感想。例によってすべて同列、順位無し。

・リシャール・ミル/RM009-1
・F.P.ジュルヌ/サンティグラフ・スヴラン
・ジャガー・ルクルト/デュオメトル・クロノグラフ
・ロレックス/オイスター パーペチュアル ミルガウス
・H.モーザー/マユ
・パネライ/ラジオミール 1936
・A. ランゲ&ゾーネ/リヒャルト・ランゲ
・ブランパン/フィフティファゾムス
・パテック フィリップ/クロノメトロ ゴンドーロ Ref.5098
・オメガ/デ・ビル アワービジョン


ランキングの集計ルール
●ルールに則して合計10モデルを選び、1位から10位までの順位をつける。
●それぞれが選んだ10モデルの、1位に20ポイント、2位に18ポイント、3位に16ポイント…‥9位に4ポイント、10位に2ポイントを与える(順位なしの場合は、個人の持ち点110点を10で割り、全てのモデルに11点ずつ加算する。順位ありとなしが混在する場合は、持ち点110点から順位分を引き、残りを割って分配)。その集計により、ランキングを決定する。
●同ポイントとなった場合、そのモデルを選んだ選考委員の数が多いほうを上位とする。
●それでも同位となった場合、最高点が高いほうを上位とする。
●さらに、それでも同位となった場合は、プライス設定の低いほうをバリュー的価値が高いものとして、上位とする。※パネライはディストリビューターの都合により順位には入りません。