選考委員の選定モデル詳細

 

シンプルトゥールビヨンの良作

菅原 茂(59歳) 時計ジャーナリスト

「もっとアートを楽しみたい」
アートダイアルは、まだまだ可能性が秘められた分野。伝統工芸の素晴らしさは言うに及ばず、斬新な発想や現代的な手法も興味深い。美観の秀逸さ、鑑賞にたえる芸術性などをポイントに選んだ。

1 ヴァン クリーフ&アーペル/ポエティック ウィッシュ
2 カルティエ/ロトンド ドゥ カルティエ 42mm タートル モチーフ
3 ジャケ・ドロー/バード・リピーター
4 ブシュロン/クレイジージャングル ハティ
5 ユリス・ナルダン/サンマルコ クロワゾネ
6 シャネル/マドモアゼル プリヴェ
7 ブレゲ/クィーン・オブ・ネイプルズ
8 ショーメ/ダンディ エディション・アーティ “スノー オブ シディアン”
9 ロジェ・デュブイ/エクスカリバー ターブル ロンド
10 ジラール・ペルゴ/ヴィンテージ1945 ル・コルビュジェ トリロジー


シンプルトゥールビヨンの良作

古川直昌(44歳) 『クロノス日本版』編集長

「腕時計の常識を超える予感」
腕時計における芸術性とは、立体感(3D)の追求に尽きる。ヴァン クリーフ&アーペルのエクストラオーディナリー ダイアルがその好例。今後は3位のブシュロンのように、ケースにまで芸術的な装飾を与える作品が増える予感。

1 ヴァン クリーフ&アーペル/ミッドナイト ポエティック ウィッシュ
2 カルティエ/ロトンド ドゥ カルティエ 42mm ベア モチーフ
3 ブシュロン/トゥールビヨン ハイビスカス
4 ヴァン クリーフ&アーペル/ポン デ ザムルー
5 ヴァシュロン・コンスタンタン/メティエ・ダール ル マスク・コレクション
6 カルティエ/フライングトゥールビヨン&クロコダイル ウォッチ
7 ヴァン クリーフ&アーペル/ミッドナイト 4 ヴォワヤージュ 月世界旅行
8 パテック フィリップ/日付表示付セレスティアル Ref.6102P
9 ジラール・ペルゴ/ヴィンテージ1945 ル・コルビュジェ トリロジー(マルセイユ)
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シンプルトゥールビヨンの良作

名畑政治(53歳) 時計ライター

「愛好家を魅了する時計芸術の到達点」
時計進化のひとつの方向が、このような芸術的意匠の導入と工芸技術の探求だから、近年このジャンルが活況を呈しているのは至極当然。ただ、単 に文字盤が凝っているだけでは寂しいので、メカニズムも伴っていることが大切。例によってすべて同列、順位無し。

・ カルティエ/トーチュ XL ジャガー モチーフ
・ リシャール・ミル/RM057 ドラゴン ジャッキー・チェン
・ ヴァン クリーフ&アーペル/ミッドナイト ポエティック ウィッシュ
・ ヴァシュロン・コンスタンタン/メティエ・ダール-ユニヴェール・アンフィニ
・ ジャケ・ドロー/プティ・ウール ミニット レリーフ ドラゴン
・ オメガ/スピードマスター プロフェッショナル “アポロ17号”40周年モデル