選考委員の選定モデル詳細

 

新たなるバーゼルワールド

菅原 茂(59歳) 時計ジャーナリスト

「新生バーゼルおそるべし」
ゆうに500本以上の新作を見た今年。これら10本以外にも、注目のモデルが豊富にあって選考に困ったが、自分が作り手の側ならこんな提案をしてみたいと思わせたのが1〜5位。ユーザー目線のリアルな良作なら6〜10位だ。

1 エルメス/アルソー タンシュスポンデュ 38mm
2 ルイ・ヴィトン/タンブール ツイン・クロノ
3 パテック フィリップ/Ref.5200 ゴンドーロ
4 ブレゲ/クラシック トゥールビヨン エクストラフラット 5377
5 アントワーヌ・マーティン/スローランナー
6 ティソ/ヘリテージ 160周年記念モデル
7 ブライトリング/トランスオーシャン クロノグラフ 38
8 オメガ/シーマスター アクアテラ “15000ガウス”
9 ツァイトヴィンケル/188°
10 スウォッチ/スウォッチ・システム51


新たなるバーゼルワールド

鈴木幸也(41歳)『クロノス日本版』編集部員

「新たな市場は自分で作るもの!」
2013年のバーゼルワールドは、各メーカーによる優勝劣敗がいよいよあらわになってきたことが強く感じられた。ますます競争が厳しくなる中で、今後、勝ち残っていくメーカーは、規模の大小にかかわらず、新たな市場を自ら切り拓いていくことができるメーカーに他ならない。その可能性を感じさせるモデルを中心に選択した。

1 タグ・ホイヤー/カレラ マイクロペンデュラムズ
2 セイコー/グランドセイコーヒストリカルコレクション “44GS”限定モデル
3 パテック フィリップ/Ref.5227 カラトラバ
4 ブレゲ/クラシック クロノメトリー 7727
5 オメガ/スピードマスター ’57 クロノグラフ
6 ロレックス/オイスター パーペチュアル GMTマスターⅡ(黒×青ベゼル)
7 クロノスイス/レギュレーター30
8 ストーヴァ/フリーガー T01 TESTAF
9 ブルガリ/オクト
10 スウォッチ/スウォッチ・システム51


新たなるバーゼルワールド

名畑政治(53歳) 時計ライター

「会場作りより時計作りに注目!」
会場の改装でグループとブランドの階級がより明確になったのは面白かったが、時計作りとはまるで無関係。でも各社がトレンドに左右されず、個性的で魅力的な時計を発表してきたことは評価できる。その意味で楽しい展示会でした。例によってすべて同列、順位無し。

・ オメガ/シーマスター アクアテラ “15000ガウス”
・ ブライトリング/トランスオーシャン クロノグラフ 38
・ H.モーザー/マユ
・ オリス/ジョン・コルトレーン リミテッドエディション
・ クロノスイス/レギュレーター30
・ ジラール・ペルゴ/GP1966 クロノグラフ
・ セイコー/グランドセイコーヒストリカルコレクション “44GS”限定モデル
・ ゼニス/エル・プリメロ ストラトス フライバック レインボー
・ ブレゲ/クラシック クロノメトリー 7727
・ ベル&ロス/BR126 ブラックバード