選考委員の選定モデル詳細

 

菅原 茂(62歳) 時計ジャーナリスト

「ロープライス、ハイクォリティ」
最も印象深かったのは、ステンレススティールの外装に高性能かつ高品質の自社製ムーブメントを収めたコストパフォーマンスの高いモデルの数々。時計産業の現況を反映するリアル・プライスの良品を選んだ。

1 ロレックス/コスモグラフ デイトナ
2 グラスヒュッテ・オリジナル/セネタ・エクセレンス
3 ショパール/L.U.C XPS 1860
4 エルメス/スリム ドゥ エルメス
5 モリッツ・グロスマン/テフヌート・ピュア
6 オメガ/グローブマスター アニュアルカレンダー
7 フレデリック・コンスタント/スリムライン パーペチュアルカレンダー マニュファクチュール
8 オリス/アートリエ キャリバー 112
9 カール F.ブヘラ/マネロ ペリフェラル
10 ジラール・ペルゴ/1966 スティール


鈴木幸也(44歳)『クロノス日本版』編集部

「為さざる者に捲土重来なし!」
昨年のバーゼルワールドのランキングでも記したが、各ブランドの優勝劣敗が今年は一層進行し、顕著に見えて来た。新型ムーブメントの開発に外装のディテールへの注力。マーケティングやアンバサダーだけに頼るのではなく、“内側”も“外側”も目利きの視点で真摯にモノ作りに向き合ったメーカーがますます優勢だ。不作為に勝算なし!

1 パテック フィリップ/ワールドタイム・クロノグラフ Ref.5930G
2 オメガ/グローブマスター アニュアルカレンダー
3 ジン/モデル856.B-Uhr
4 グランドセイコー/スプリングドライブ 8DAYS
5 グラスヒュッテ・オリジナル/セネタ・エクセレンス
6 ブレゲ/クラシック ムーンフェイズ レディ 9087
7 ショパール/L.U.C XPS 1860
8 ブライトリング/スーパーオーシャン ヘリテージ クロノワークス
9 シチズン/エコ・ドライブ ワン
10 ユンハンス/マイスター ドライバー ハンドワインド


名畑政治(56歳) 時計ライター

「スイスは苦境でも、その方向性は正しい!」
中国やロシアの市場が縮小し、スイス時計界はやや苦しい時代だが、相変わらずブルーのダイアルが人気だし、ケースの小型化もジワジワと進行中で、個人的には好ましい方向にあるように思う。例によってすべて同列、順位なし。

・ ベル&ロス/BR 126 ヴィンテージ アエロナバル 43mm
・ オメガ/スピードマスター ムーンウォッチ CK2998 リミテッド エディション
・ ブライトリング/スーパーオーシャン ヘリテージ クロノワークス
・ モリッツ・グロスマン/アトゥム・ピュアM
・ ユンハンス/マイスター パイロット
・ ブランパン/ヴィルレ 8デイズ マニュアル ユニークピース
・ ショパール/L.U.C XPS 1860
・ セイコー/セイコー プレザージュ プレステージライン レギュラーモデル
・ アーノルド&サン/ロイヤルコレクション エイト デイ ロイヤル ネイビー
・ ブローバ/ブローバ ムーンウォッチ