「ロングパワーリザーブウォッチ」ランキング

2018.10.22

選考委員の選定モデル詳細


菅原 茂(64歳) 時計ジャーナリスト

「もはや既定路線」
実用時計でこそ良さがわかるロングパワーリザーブ。3日間以上で新作との条件付きだとこの3点か。約70時間に条件を緩和すれば、ブライトリングやロレックスの新作も入れたいところだが、惜しくも選外だ。

1 ボーム & メルシエ/クリフトン ボーマティック
2パネライ/ルミノール ドゥエ スリーデイズ オートマティック アッチャイオ-38mm
3 ティソ/ティソ シースター 1000 オートマティック


安藤夏樹(43歳) 編集者

「求めやすい価格帯に良品がそろうジャンル」
実用面で考えた場合、最も便利な“機能”のひとつと考えられるロングパワーリザーブ。それを実現しているモデルが、比較的低価格帯に多いというのは、現在の腕時計に対する価値観を反映している気がする。それでも、金曜の夜に時計を置き、週末を挟んで月曜の朝まだ動いているのを認めたときの小さな喜びは、何事にも代え難いと思う。

1 ボーム & メルシエ/クリフトン ボーマティック
2 H.モーザー/エンデバー・パーペチュアルムーン
3 ラドー/キャプテン クック マークⅡ
4 パネライ/ルミノール ドゥエ スリーデイズ オートマティック-38mm
5 シャネル/ムッシュー ドゥ シャネル
6 ティソ/ティソ シースター 1000 オートマティック
7 IWC/ポルトギーゼ・ハンドワインド・エイトデイズ “150イヤーズ”
8 ハミルトン/カーキ フィールド メカ
9 ウブロ/ビッグ・バン ウニコ レッドマジック


名畑政治(59歳) 時計ライター

「結局、シンプルなモデルに落ち着いた」
ロングパワーリザーブは確かに使うと便利だが、といってこれを目的に選ぶ、というほどのこともない。なんとか選んだ2モデルは、どちらもインジケーターなし。ロングパワーリザーブとしては物足りないが、シンプル好きとしては高評価。つまりロングパワーリザーブも、それだけ一般化したということだろう。例によってすべて同列、順位なし。

・ ボーム & メルシエ/クリフトン ボーマティック
・ ヴェンペ/クロノメーターヴェルケ オートマティック