カーフストラップタイプは、ストラップをラグに通し、ケース裏に這わせて輪にして縫い留めたスタイル。肌当たりは優しくフィット感が心地よい。
テストダイバーからひと言
ポントス S ダイバーは、手間の掛かった装備に注目すべき美しい仕上がりの時計ですね。時計は水中だけに限らず、一筋縄ではいかないさまざまなシチュエーションにおいても、深刻なダメージの心配なく使えるようでなくてはいけません。明るさがとりわけ不十分な水中では、真横からのような角度でも文字盤が分かるのは、特に良かったと感じました。それでも、インナーベゼルはグローブを着けているときの操作性にまったく問題がないとは言えないので、ダイビングで使うには制約が出てきますね。ブレスレットのエクステンションについては、ほかの多くのダイバーズウォッチと同様に、水温の温かい海などに向く薄手素材のネオプレンウェットスーツを着る場合なら、腕回りに届くでしょう。率直に言うと、我々のように厚さ7㎜のウェットスーツが欠かせないダイバーには短過ぎますね。