オリエントスター 神秘の空を国産メカニカルウォッチに込めて

話題作を続々とリリースするオリエントスターから、語り尽くせぬほどの魅力を備えた新作コレクションが発表された。その魅力とは一体、どこにあるのだろうか？

新作オリエントスターに心引かれるワケ

　機械式時計の魅力をリーズナブルに味わえるオリエントスターの新作。まず注目は、「コンテンポラリーコレクション」に初登場のスケルトンモデルだ。その見どころはまさにメカ！　大胆にスケルトン加工された自社製手巻きムーブメント、キャリバーF8B61は、陰影に富んだペルラージュ装飾とグレー仕上げで、渋い魅力を発散。独自技術を用いたシリコン製ガンギ車を搭載し、日差プラス15〜マイナス5秒の安定した精度を実現する。しかもパワーリザーブは約70時間。フル巻き上げなら金曜の夜に時計を置き、月曜の朝に手に取っても動作し続ける高い実用性を備えている。

　もっとも「スケルトンは遊びの要素が強すぎる」と考える方もいるはず。そこでおすすめが「メカニカルムーンフェイズ」。このモデルは、オリエントスターが生産拠点を置く秋田県において日本で最大の水深を誇る田沢湖に映る月をイメージした文字盤が特徴。光を受けて複雑に表情が変化する文字盤と6時位置のムーンフェイズが、最上級のマッチングを見せる。

メカニカルムーンフェイズ
白蝶貝にグリーンのグラデーション塗装を施した、オリエントスター公式オンラインストア限定モデル。搭載されるムーブメントは、約50時間のパワーリザーブと日差＋15秒～－5秒の高い精度を実現。ケースバックはサファイアクリスタルのシースルー仕様だ。自動巻き（Cal.F7M65）。22石。2万1600振動／時。パワーリザーブ約50時間。SS（直径41mm、厚さ13.8mm）。5気圧防水。21万4500円。

メカニカルムーンフェイズ
光を受けて刻々と表情を変化させる文字盤の素材は白蝶貝。本作は、これにグレーのグラデーション塗装を施した、国内で350本のみが展開される数量限定モデルとなっている。本ワニ革のストラップに加え、SS製のメタルブレスレットも付属する。自動巻き（Cal.F7M65）。22石。2万1600振動／時。パワーリザーブ約50時間。SS（直径41mm、厚さ13.8mm）。5気圧防水。21万4500円。

　そして、世界をつなぐ空と海の色を意味する“ムービングブルー”をテーマとする、文字盤にオープンワークを施した3種のモデルにも注目したい。こちらの新作には、夜明けの海辺をイメージしたというブルーのグラデーション文字盤が共通で採用されている。また、ベゼルや針、インデックスは、太陽の暖かな光を思わせるピンクゴールドカラーで彩ることで、大自然のダイナミックな景観を腕時計の中に封じ込めている。

　これらの新作は、レディスモデルも含めて、すべて文字盤側からテンプの作動を観察できるセミスケルトン仕様であることが特徴。しかも、ケース径が30.5mm、39.3mm、41mmという3種のサイズが用意され、ファンの幅広い要望に応えるのも、大きな魅力となっている。

セミスケルトン
グリーンの中央部から外側に向けて深いネイビーへと変化するグラデーションは、夜明けの海で、波打ち際から空へと変化する豊かな色彩を表現する。自動巻き（Cal.F6R42）。22石。2万1600振動／時。パワーリザーブ約50時間。SS（直径39.3mm、厚さ12.2mm）。10気圧防水。世界限定600本（国内250本）。7万9200円（税込み）。

モダンスケルトン
大型のケースにセミスケルトン仕様の文字盤を組み合わせ、パワーリザーブ表示や秒針停止機能も装備する、本格メカニカルウォッチ。自動巻き（Cal.F6F44）。24石。2万1600振動／時。パワーリザーブ約50時間。SS（直径41mm、厚さ12mm）。10気圧防水。世界限定900本（国内300本）。10万3400円（税込み）。

※ムービングブルーがテーマの上の3モデルには、交換用ストラップが付属したプレステージショップ限定モデルも用意される。