UR-106M LOTUS
ウルベルク初の婦人用モデル 2015年に満を持して発表されたレディスピース。通称「ブラック ロータス」。ベゼルを絞ったスレンダーなフォルム、ラピスラズリ製のムーンディスクなど、そこかしこにフェミニンな要素が見え隠れする。ダイアルの周囲にはブラックダイヤモンドをセット。自動巻き(Cal.6.01)。52石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS×Ti(縦49.4×横35mm)。3気圧防水。世界限定11本。1250万円。 |
UR-105 TA
伝統をまとったラジカルなかたち ギョーシェ、ペルラージュ、サンドブラスト、サテンなどを駆使して伝統技術にオマージュを捧げたモデル。外装はブラックPVD加工のチタン製ミドルケースに、同じくブラックPVD加工のスティール製ベゼルを組み合わせている。通称「オールブラック」。自動巻き(Cal.5.02)。52石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS×Ti(縦53×横39.5mm)。3気圧防水。世界限定100本。925万円。 |
「最先端技術と伝統工芸からのいいとこ取り」を企図して作られたのが「UR-105 TA」である。例を挙げよう。アワーサテライトには視認性向上を狙ってPEEK製のカバーが付けられたが、そこには伝統的な技法でギョーシェ仕上げが施されている。あるいは、アワーサテライトディスプレイの核となるアルカップ製のカルーセルは、ルテニウム処理、マイクロサンドブラスト研磨を施した後に、サテン仕上げでフィニッシングするという念の入れようだ。もちろん、パーツは最先端のCNCで製作されることはいうまでもないだろう。
アワーサテライトディスプレイには改良が加えられた。ベリリウムブロンズ製のマルタ十字、アワーサテライト、PEEK製の回転体、アルカップ製のカルーセルと三重の地板からなるウルベルク独自の時刻表示機構は、従来にも増して摩擦が軽減され、アワーサテライトのより滑らかな回転を可能にしたのだ。
UR-106は同じアワーサテライトディスプレイを備えたレディスモデル。スレンダーなケースと豪奢なジュエルセッティングが特徴だ。
こちらはホワイトダイヤモンドをセットしたSSケース、Ti製リュウズ、ケースバックからなるUR-106 ロータスのデザイン画。蓮の花に見立てたディスプレイが瀟洒な印象を見る者に与える。
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UR-105 TAが搭載する自動巻きCal.5.02の展開図。パーツの配置を変えるなど、従来のアワーサテライトディスプレイに改良が加えられた。
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