トゥールボグラフ・パーペチュアル“プール・ル・メリット”
チェーンフュージーを備えた鎖引き機構とトゥールビヨンを組み合わせた「プール・ル・メリット」シリーズの第5作。前述の機構に加え、スプリットセコンドクロノグラフ、永久カレンダーを装備する超大作だ。永久カレンダー機構を加えるために、ベースムーブメントの設計変更を行うなど、開発にかかった労力とコストは並大抵でない。手巻き(Cal.L133.1)。2万1600振動/ 時。約36時間のパワーリザーブ。Pt(直径43㎜)。3気圧防水。価格未定。世界限定50本。
チェーンフュージーを備えた鎖引き機構とトゥールビヨンを組み合わせた「プール・ル・メリット」シリーズの第5作。前述の機構に加え、スプリットセコンドクロノグラフ、永久カレンダーを装備する超大作だ。永久カレンダー機構を加えるために、ベースムーブメントの設計変更を行うなど、開発にかかった労力とコストは並大抵でない。手巻き(Cal.L133.1)。2万1600振動/ 時。約36時間のパワーリザーブ。Pt(直径43㎜)。3気圧防水。価格未定。世界限定50本。
A.ランゲ&ゾーネ
ザクセンの名門は今年、チェーンフュージー(鎖引き)を備えるトゥールビヨン搭載機の“プール・ル・メリット”の第5作となる「トゥールボグラフ・パーペチュアル“プール・ル・メリット”を発表した。2005年にリリースされた「トゥールボグラフ“プール・ル・メリット”」に永久カレンダーを追加装備した大作だ。スペースの制約でベースムーブメント自体の設計を変更するなど、開発に要した労力は並大抵ではない。これだけの複雑機構を盛り込みながら、ケース径はわずか43㎜に収められているのも特筆に値する。他にも、月の満ち欠けに2枚のディスクを用いた新しい「ランゲ1・ムーンフェイズ」や、10分ごとにチャイムを鳴らす十進法を採用した「ツァイトヴェルク・デシマルストライク」などを発表。超複雑機構から始まり、ムーンフェイズにおける新しい表示法を確立するなど、相変わらず機智に富んだ開発力の高さをジュネーブで見せつけた。
ランゲ1・ムーンフェイズ
2015年にランゲ1のムーブメントが刷新されたのに続き、今年はランゲ1.ムーンフェイズのムーブメントがリニューアルされた。天空ディスクとムーンディスクを独立した1枚のディスクとし、2枚のディスクで月の満ち欠けを表示。精度は122.6年に1日の誤差しか生じない。手巻き(Cal.L121.3)。2万1600振動/ 時。約72時間のパワーリザーブ。18KWG(直径38.5㎜)。18KPG(直径38.5㎜)。3気圧防水。ともに予価450万円(税別)。
2015年にランゲ1のムーブメントが刷新されたのに続き、今年はランゲ1.ムーンフェイズのムーブメントがリニューアルされた。天空ディスクとムーンディスクを独立した1枚のディスクとし、2枚のディスクで月の満ち欠けを表示。精度は122.6年に1日の誤差しか生じない。手巻き(Cal.L121.3)。2万1600振動/ 時。約72時間のパワーリザーブ。18KWG(直径38.5㎜)。18KPG(直径38.5㎜)。3気圧防水。ともに予価450万円(税別)。
ツァイトヴェルク・デシマルストライク
ツァイトヴェルクの瞬転数字式時刻表示を進めるために放出される大きなエネルギーを、自動ハンマー打ち機構に転用。モデル名にデシマル(十進法)とあるように、向かって右側のハンマーは毎時10分になるごとに高音を1回響かせるのだ。左側のハンマーは毎正時を1回、低音で鳴らす。4時位置のボタンを押すと、このソヌリ機構はサイレントモードになる。手巻き(Cal.L043.7)。1万8000振動/ 時。約36時間のパワーリザーブ。18Kハニーゴールド(直径44.2㎜)。3気圧防水。予価1304万円。世界限定100本。
ツァイトヴェルクの瞬転数字式時刻表示を進めるために放出される大きなエネルギーを、自動ハンマー打ち機構に転用。モデル名にデシマル(十進法)とあるように、向かって右側のハンマーは毎時10分になるごとに高音を1回響かせるのだ。左側のハンマーは毎正時を1回、低音で鳴らす。4時位置のボタンを押すと、このソヌリ機構はサイレントモードになる。手巻き(Cal.L043.7)。1万8000振動/ 時。約36時間のパワーリザーブ。18Kハニーゴールド(直径44.2㎜)。3気圧防水。予価1304万円。世界限定100本。