レイモンド・ウェイルは2024年、ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG) 2023でチャレンジウォッチ賞を受賞した「ミレジム」コレクションの拡充する。ネオヴィンテージのトレンドに合わせたデザインコードを基に、カラーおよびサイズの新たなバリエーションや、ムーンフェイズモデル、クロノグラフモデルが追加される。
「ミレジム オートマティック スモールセコンド」にブルーとグリーンの新作
従来からラインナップされる「ミレジム オートマティック スモールセコンド」に、デニムブルーダイアルにネイビーのレザーストラップを組み合わせたモデルと、ブリティッシュレーシンググリーンダイアルモデルが追加された。グリーンダイアルモデルはレザーストラップとブレスレットの二種類が用意される。
本作は、ケース径39.5mm、厚さ10.25mmで、スモールセコンドを備える自動巻きのCal.RW4251を搭載する。コンパクトで比較的薄型のプロポーションに、スモールセコンドの組み合わせによってヴィンテージテイストの強い仕上がりとなっている。
自動巻き(Cal.RW4251)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ10.25mm)。5気圧防水。レザーストラップモデル:34万1000円、ブレスレットモデル:36万3000円(ともに税込み)。2024年10月発売予定。
35mm径「ミレジム オートマティック センターセコンド」が追加
従来は39.5mm径のみのラインナップであったが、今般、センターセコンドの自動巻きCal.RW4200を搭載する35mmモデルが追加された。3バリエーションが発表となった。レザーストラップモデルとして、シルバーダイアルにグレーのストラップの組み合わせと、デニムブルーダイアルにネイビーのストラップの組み合わせがあり、後者のラグ部には、ラボグロウン(人工)ダイヤモンドがあしらわれる。ブレスレットモデルとして、バーガンディーダイアルに、ローズゴールドPVD仕上げのケースおよびブレスレットの組み合わせなどが用意される。
レディース向けとしてカテゴライズされているが、よりヴィンテージテイストを求めて男性が本作を選ぶのも良い選択となりそうだ。
自動巻き(Cal.RW4200)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径35mm、厚さ9.18mm)。50m防水。(左)28万6000円(右)30万8000円(ともに税込み)。2024年10月発売予定。
自動巻き(Cal.RW4200)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径35mm、厚さ9.18mm)。50m防水。34万1000円(税込み)。2024年10月発売予定。
エレガントな「ミレジム オートマティック ムーンフェイズ 39.5mm」
新たなバリエーションとして6時位置にムーンフェイズを配した「ミレジム オートマティック ムーンフェイズ 39.5mm」が発表された。搭載されるムーブメントはCal.RW4280で、シルバーダイアルにグレーのレザーストラップの組み合わせと、ミッドナイトブルーダイアルにローズゴールドPVDケース、ネイビーのレザーストラップの組み合わせが用意される。
本作は、デザインコートは従来のミレジムに準じており、時分によってスケールが描き分けられたセクターダイアルを採用する。ダイアルセンター部は、シルバーでは縦方向のヘアライン仕上げで、ミッドナイトブルーモデルではマット仕上げとモデルによって使い分けられており、表情の違いにつながっている。また、同径のスモールセコンドモデルおよびセンターセコンドモデルと同等の厚みである10.05mmに抑えられているところも、特筆すべき点だ。
自動巻き(Cal.RW4280)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ10.05mm)。50m防水。(左)37万4000円(右)39万6000円(ともに税込み)。2024年10月発売予定。
ムーンフェイズを備えた35mmモデルも登場
ケース径39.5mmのモデルとともに、ケース径35mmのムーンフェイズ搭載モデル「ミレジム オートマティック ムーンフェイズ 35mm」が発表された。基本的なデザインは従来のミレジムおよび同時に発表された39.5mm径のムーンフェイズモデルと共通でありながら、アラビアインデックスが加えられている。
ラボグロウン(人工)ダイヤモンドがラグ部にあしらわれたデニムブルーダイアルモデルと、シルバーダイアルでローズゴールドPVDケースを組み合わせるモデルが用意される。
自動巻き(Cal.RW4280)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径35mm、厚さ9.98mm)。50m防水。(左)42万9000円(右)39万6000円(ともに税込み)。2024年10月発売予定。
クラシカルなツールウォッチの趣きのあるクロノグラフ
「ミレジム オートマティック クロノグラフ」もコレクションに追加された。その名の通り、自動巻きのクロノグラフムーブメントCal.RW5030を搭載する。従来のミレジム同様のセクターダイアルは、時分ごとに描き分けたスケールを備えつつ、最外周にはタキメーターが描かれ、クロノグラフの機能を補完している。
3時位置には30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にはスモールセコンドを配置する。ブラックモデルはサブダイアルもブラック、デニムブルーモデルではサブダイアルはホワイトとなる。ケース径は39.5mm、厚さは12.9mmと、クロノグラフモデルとしてはコンパクトで、特にミドルクラス自動巻きクロノグラフとしては薄手の仕立てとなっている。
自動巻き(Cal.RW5030)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約56時間。SS(直径39.5mm、厚さ12.9mm)。50m防水。59万4000円。(税込み)。2024年10月発売予定。
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