オリスの歴史においてカギとなる25の出来事について

FEATUREWatchTime
2019.12.10

20.2002年

 自動巻きモデルに赤い巻き上げローターを搭載する。

オリスのトレードマークとなる、赤く着色した巻き上げローター。


21.2006年

 フリーダイバー、カルロス・コステの名を冠した、カルロス・コステ限定クロノグラフを発表。オリスのダイバーズコレクションの最初のモデルとなる。


22.2008年

 BC4フライト・タイマーを発表。3つの時間帯を表示し、そのうちのひとつの時間帯は2時位置のリュウズで調整を行う。


23.2013年

 文字盤を取り囲む導水管によって深度を示す「アクイス デプスケージ」を発表。オリスはこの表示方法の特許を取得しており、このようなゲージが腕時計に導入されたのは初めてのことであった。

「アクイス デプスケージ」。自動巻き(Cal.733)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径46mm)。 ラバーストラップ。500m防水。38万円(税別)。


24.2014年

 オリスは開発に35年をかけた初めての完全自社開発ムーブメント、キャリバー110(ブランド創業110周年に由来)の導入を発表。新しい手巻きのムーブメントはシングルバレルで約10日間のパワーリザーブを持ち、オリスの110周年記念限定モデルとして市場デビューを果たした。ステンレススティール製または18Kローズゴールド製がそれぞれ110本の限定モデルとして用意された。オリスはキャリバー110の後継モデルを、新しい複雑機構を世代ごとに取り入れながら開発していった。

「アートリエ キャリバー110」。手巻き(Cal.110)。40石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約240時間。SS(直径43mm)。 アリゲーターストラップ。 販売終了。


25.2015年

 ダイバーズウォッチにおいては、よく知られているダイバーズ65の初期のバージョンを2015年に発表。これは、オリスが50年前に世に送り出したクラシックなモデルの現代的解釈版だ。1965年のモデルは、クロムメッキが施された真鍮製ケースにプレキシガラスの風防、両方向回転のベゼルに、ブラックの樹脂製ストラップであったのに対し、新作はより現代的な40mm径の耐塩性と耐傷性を持ったステンレススティール製ケースに、反射防止加工を施したドーム型の風防、(ダイバーにとっての)安全性に優れた逆回転防止機能付きのベゼルを備えている。ベゼルにはブラックのアルミニウムのインレイによってアクセントが加えられ、針とインデックスには(オリジナルモデルはトリチウムだったのに対し)ベージュカラーのスーパールミノバの一種「ライト・オールド・ラジウム」が施されている。ケースバックには、オリジナルバージョンと同じ刻印があしらわれている。

オリス「オリス ダイバーズ65」。自動巻き(Cal.Oris 733、セリタCal.SW200-1ベース)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径40.0mm)。10気圧防水。ラバーストラップ。21万円(税別)。

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