シーマスター プラネット オーシャン クロノグラフ
オメガ「シーマスター プラネット オーシャン クロノグラフ」。自動巻き(Cal.9900)。54石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径45.5mm)。600m防水。価格未定。
大ヒット作に加わった素材違い。ベゼルにオレンジセラミックス(!)が採用されたほか、文字盤もセラミックコーティングがされたチタンとなった。なお、オレンジセラミックスの生成方法は特許申請中とのこと。搭載するのは、マスター クロノメーターとなったCal.9900である。直径は45.5mmもあるが、600m防水と考えればやむなしか。しかしストラップが良くできているため、タイトに装着すると着け心地はさほど悪くない。
シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター
オメガ「シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター」。自動巻き(Cal.8800)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SS(直径42mm)。300m防水。56万円(税別)。
『クロノス日本版』本誌でも大絶賛したダイバー300M。2019年は直径43.5mmのブラックセラミック版が加わったほか、42mm版には、新しく18Kセドナゴールドのモデルと、文字盤の色違いが追加された。日付表示を省いた43.5mm版も魅力的だが、個人的には写真のホワイトセラミックスを文字盤に採用したモデルを推す。セラミックス製の文字盤は質感が良好な上、強い光源にさらしても過剰に光らない。相変わらずこの時計は、現行ダイバーズウォッチを代表する傑作である。
デ・ヴィル トレゾア
オメガ「デ・ヴィル トレゾア」。手巻き(Cal.8910)。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径40mm)。価格未定。
オメガを代表するドレスウォッチのSS版。直径40mmの薄いケースや、18Kゴールドで成形されたインデックスも従来に同じ。しかし、搭載する手巻きのCal.8910は、既存のものとは大きく異なる。ブレゲで使われている、香箱の真を細くする技術を採用。その結果、より長い主ゼンマイを搭載できるようになった。パワーリザーブはオメガ最長の約72時間もある。また文字盤の仕上げも、今のオメガらしく緻密な質感を見せる。ベーシックな実用時計を求めている人には、文句なしにお勧めしたい。