オーバーホールの流れ
コンプリートサービスや電池交換、あるいは修理を行う場合には、郵送から返送まで3〜6週間かかることを想定しておこう。ここでは、サービスの流れを紹介する。
概算見積もりと郵送
まずは、グランドセイコー公式サイト内の「コンプリートサービス・修理」ページにアクセスしよう。ここから申し込みフォームのページにジャンプできる。
コンプリートサービス・修理 | SUPPORT | グランドセイコー 公式サイト
「コンプリートサービス・修理の申し込み」から「修理・電池交換依頼へ」をクリック。保証書に記載されている品番を入力し、修理や電池交換など依頼項目を選択しよう。これで概算見積もりが確認できる。
その後、指定した住所に専用の発送キットが届く。これに時計を梱包して同梱の着払い伝票を貼り付け、ヤマト運輸か日本郵便を利用して郵送する。
見積もり確定と作業
時計がグランドセイコーサービススタジオに届くと、まずは検品と問診票の作成が行われる。申し込みフォームで入力した依頼内容と、過去の修理履歴、時計の傷や破損の有無を確認する工程だ。
ここで概算見積もりの金額以内で対応可能であれば、ユーザーへの確認なしに作業が進められる。見積もり金額を超える場合は、作業を実施する前に作業確認のメールが届く。ここで内容に同意すれば作業開始だ。
返送と支払い
コンプリートサービスや電池交換が終了すれば、佐川急便を利用してユーザーに時計が返送される。費用はオンラインクレジットカード決済での一括払いか、代引き(クレジットカードやデビットカード、現金)での支払いのいずれかで精算する。
時計を預けてから返送までの期間は3〜6週間程度だ。なお、費用には往復分の送料が含まれる。オンラインクレジットカード決済では1540円(税込み)、代引では1870円(税込み)だ。
問い合わせ
コンプリートサービスや電池交換、あるいは修理に関しての質問は、3つの方法で問い合わせることが可能だ。
電話やオンラインでの問い合わせも便利だが、時計の症状によっては店舗で即日に問題が解消するケースもある。
電話やオンラインでの問い合わせ
電話で問い合わせる場合は、「セイコーウォッチお客様相談室」が窓口だ。受付時間は月〜金曜日は9:30〜21:00、土日祝日と年末年始は9:30〜17:30となっている。
オンラインで問い合わせる場合は、グランドセイコーの公式サイト内「お問い合わせ」ページから、問い合わせフォームに入力しよう。
店舗での問い合わせ
店舗での問い合わせは、セイコーウォッチ株式会社の「お客様相談室」で受け付けている。窓口は東京と大阪に1店舗ずつだ。
いずれも営業時間は9:30〜17:30で、土日祝日と年末年始は休業日となっている。時計の症状によっては、店舗に持ち込んで作業をしてもらい、即日に受け取ることも可能だ。
適切にオーバーホールしよう
グランドセイコーでは、オーバーホールをコンプリートサービスと呼んでいる。ムーブメントには耐久性の高いパーツを使用しているせいか、メーカー推奨の周期は明示されていない。
オーバーホールの周期は、3〜5年ほどを推奨しているメーカーが一般的だ。機械構造が駆動し続ける限りは、少なからず摩耗や潤滑油の渇きが起こる。
精密動作を維持して快適な使用感を保つためにも、定期的なコンプリートサービスの利用を心がけよう。
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