エントリーモデルのおすすめ
ナビタイマーには複雑機構を搭載するモデルが多く、自社製ムーブメントCal.01を採用するとやや価格が高くなる。ここでは、比較的購入しやすいETA製エボーシュをベースにしたモデルを3種紹介しよう。
ナビタイマー オートマチック 41
「ナビタイマー オートマチック 41」は、クロノグラフ機能を省略することでダイアルをシンプルにし、40万円台からと価格を抑えたモデルだ。
自動巻き(Cal.17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径41mm)。3気圧防水。SSナビタイマーブレスレット。52万円(税別)。
ステンレススティール製のケース径は41mmで、ベゼルがステンレススティール製のモデルが3種類、ベゼルがレッドゴールド製のモデルが2種類ある。
インダイアルがない代わりにブルーやブラックのダイアルはインナーベゼルの色分けが際立つ。シンプルながらエレガンスなデザインはビジネスシーンでの相性はもちろんのこと、ドレスウォッチとしての着用もできる。
ナビタイマー オートマチック 38
「ナビタイマー オートマチック 38」は、オートマチック 41を小ぶりにしたモデルだ。ケース径は38mmで、大ぶりな時計を身に付けたくない男性にも向く。
自動巻き(Cal.17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径38mm)。3気圧防水。アリゲーターストラップ。46万円(税別)。
女性の手首にも無理なく収まるサイズ感で、ユニセックスなモデルといえる。ペアウォッチとしての選択肢にも入るだろう。両方向回転ベゼルにはビーズ装飾が施されており、明確なエレガンスを醸し出している。
ナビタイマー クロノグラフ GMT 46
「ナビタイマー クロノグラフ GMT 46」は、回転計算尺とクロノグラフに加え、2拠点の時刻を同時に表示できるGMT機能を搭載した多機能モデルだ。
自動巻き(Cal.B24)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径46mm、厚さ15.5mm)。3気圧防水。SSナビタイマーブレスレット。79万円(税別)。
海外にビジネス拠点があったり、海外旅行に行ったときに、時差をいちいち計算する必要がなく便利。
ただしダイアルはより複雑になり、ケース径は46mmとビッグサイズである。骨太なナビタイマーを求めるならば打ってつけだ。
「搭載されるムーブメントCal.B24はETA7754ベースのC.O.S.C.認定クロノメーターで、クロノグラフにGMT機能を装備した多機能ながら、価格が70万円台に留められているのはありがたい。」
根強い人気のナビタイマー
スイスの時計メゾンには王侯貴族を顧客とした名門も多いが、ブライトリングは社交界を目指さなかった稀有な時計メゾンだ。
ブライトリングの腕時計は、空軍や航空会社といった、正確な計器を求める層から厚い信頼を受けている。
計器としてのメカニズムを洗練させてきたブライトリングの名機 「ナビタイマー」を身に着けてみてはいかがだろうか。
ブライトリング「ナビタイマー」の名前の由来をひもとく。
https://www.webchronos.net/features/37745/
ナビタイマーは、なぜ時計業界におけるアイコンとなったのか。半世紀以上にわたる歴史と、その新しい歩みを見ることにしたい。
https://www.webchronos.net/iconic/25077/