主なモデル
CODE 11.59は、SIHH2019で計6モデル、2020年には10モデルが発表されている。代表的なモデルとそれぞれの特徴を紹介しよう。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
2020年には、新たに5つのオートマティックモデルがラインナップされた。
初代機は単色のラッカーダイアルであったが、こちらはサンバースト模様のスモークラッカー仕上げ。ダブルカーブの風防との相乗効果で、見る角度によって豊かな表情の変化を見せる。
ダイアルカラーはグレーのほか、ブルー、バーガンディ、パープル、スモークグレーが用意される。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
クロノグラフに搭載されるのは、新開発した自動巻きムーブメントCal.4401。クロノグラフを停止・リセットせずに再スタートさせられるフライバック機能のほか、ゼロリセットメカニズムにより、時刻合わせの際に6時位置のスモールセコンド針をゼロにリセットできるため、時刻を秒単位で合わせることが可能である。
2019年モデルは18KPGと18KWGケースにそれぞれブルーとブラックダイアルの計4種だったが、2020年はオートマティックモデル同様に、5色が追加された。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー
CODE 11.59のディテール豊かなケースは、超複雑系ムーブメントのプラットフォームとしても適している。オーデマ ピゲが得意とする永久カレンダーモデルには、Cal.5134を搭載した。
ダイアルには星空のように光り輝くブルーアベンチュリンガラスを使用し、全体的にエレガントなデザインとなっている。ムーンフェイズの月もリアルで美しい。宇宙を連想させるような、ロマンティックな1本だ。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ トゥールビヨン オープンワーク
約80時間ものパワーリザーブを誇るCal.2948を搭載した、オープンワークモデル。ダークコーティングされたシンメトリーなムーブメントブリッジに、18KPGの針とケースとが映える。
ムーブメントの入り角は手作業でポリッシングされるなど、細やかな仕上げによって重層的な構造の魅力がより引き立っている。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ミニッツリピーター スーパーソヌリ
オーデマ ピゲのスーパーソヌリとは複雑機構のひとつであるミニッツリピーター機構を指し、9時側のケースサイドに配されたレバーをスライドさせることで、ケース内部の音響盤に固定されたゴングをハンマーでたたいて増幅された打鐘音で時刻を知らせる、オーデマ ピゲ独自のストライキング機構だ。
スーパーソヌリ自体は2016年から商品化されているが、このモデルでは音響盤と裏蓋の間に空間を作ることで、音量を増幅させる設計が採用されている。
ホワイトゴールド製のケースには重厚感があり、スモークブルーエナメル製のダイアルも全体に落ち着きを与えている。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン
新規開発された自動巻きムーブメントCal.2950を搭載するフライングトゥールビヨン。深みのあるスモークブルーダイアルが印象的だ。このほか、ブラックエナメルダイアル×18KPGケースも展開する。
CEO フランソワ-アンリ・ベナミアスの「CODE 11.59はキャンバスだ」という言葉通り、豊かなクリエイティブを受け止める懐の深さが感じられる。
ブランドの未来を担うCODE 11.59
「ロイヤル オーク」の誕生から47年ぶりに発表されたオーデマ ピゲの新シリーズ「CODE 11.59」は、伝統を継承しつつ随所に革新性が光るコレクションだ。
これまでの代表モデルであるロイヤル オークやロイヤル オーク オフショアとともに、オーデマ ピゲを牽引する存在となるだろう。
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