ブレゲの代表コレクション
ブレゲが展開する主なコレクションを紹介する。いずれも、ブランドの歴史を感じさせる名シリーズだ。
創業者の理想の時計を表現した「クラシック」
ブレゲの創業者アブラアン-ルイ・ブレゲが、理想の時計として作り上げたモデルを再現したコレクションが「クラシック」である。
クル・ド・パリ装飾やコインエッジ装飾、ブレゲ針など、ブランドを象徴する要素をふんだんに盛り込んだ意匠が特徴的だ。
超薄型のケースには、高精度のムーブメントと視認性の高い文字盤が搭載されている。ブランドの伝統を引き継いだ、洗練されたデザインが魅力のコレクションである。
航海用精密時計から着想した「マリーン」
ブランドのスポーツラインである「マリーン」は、初代ブレゲが手掛けていた、フランス海軍の航海用精密時計からインスピレーションを得て誕生したコレクションだ。
伝統的な特色を受け継ぎながらモダンな装いをまとい、よりスポーティーな時計に仕上げられている。
洗練された美しい外観を保ちつつ、堅牢な構造のケースやリュウズプロテクターを備えることで、現代のニーズにマッチしたブレゲ時計として人気が高い。
パイロット向けの歴史を持つ「アエロナバル」
フランス海軍航空部隊のために、1950年代に設計された「タイプⅩⅩ(トゥエンティ)」は、民間用時計としてリメイクされ、コレクション展開されている。
その後生産中止になったタイプⅩⅩに自動巻き機構を搭載し、1995年に復活させたモデルが「タイプⅩⅩ アエロナバル」だ。これが実質的に、民間用に作られたブレゲ初のモデルとなる。高い視認性や防水性を備えた、実用性の高いスポーツウォッチとして人気が高い。
同じく、パイロット用の歴史を持つモデルとして、1998年には日付表示を備えた「タイプⅩⅩ トランスアトランティック」も登場している。
機構を知ると理解や楽しみが深まる
創業者アブラアン-ルイ・ブレゲは、多くの複雑機構を発明し、時計史に名を刻む功績をいくつも残している。
高級機械式時計における礎を築いたブレゲの偉大さを知ることで、ブレゲ時計のムーブメントに対する思い入れもより強まるだろう。
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