20代におすすめのモデル
グランドセイコーの魅力は、社会人としても人間としても成長の最中にある20代に知ってほしい。そこで、おすすめの3モデルについて紹介しよう。
クラシカルで優雅な「エレガンスコレクション」Ref.SBGR261
2017年、搭載ムーブメントをCal.9S67からCal.9S65へと一新して登場したRef.SBGR261。クラシックなデザインはそのままに、実使用時の安定性を向上させた。クロコダイルストラップはスーツの袖口にもふさわしく、ビジネスシーンで重宝できる1本だろう。自動巻き(Cal.9S65)、35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ13.1mm)。日常生活用防水。57万2000円(税込み)。
クラシカルで優雅な佇まいの「エレガンスコレクション」Ref.SBGR261は、飽きのこないデザインで、時が経つほどに愛着が深まり、いつまでも身に着けていたいと思わせる時計だ。
ムーブメントは自動巻きCal.9S65を搭載。半導体の製造技術を応用したMEMS製法による脱進機を採用することで、パワーリザーブを最大巻上時で約72時間に延長するなど、実用性を大きく向上させた。
伝統的な雰囲気が漂うボックス型のサファイアガラスや、デリケートに研磨されたかん足部、趣のあるアイボリー調ダイアルなど、シンプルながら味わい深いディテールをもつ。
ビジネスからプライベートで使える「ヘリテージ コレクション」Ref.SBGN013
GMTを搭載した9Fクォーツモデル。搭載するCal.9F86は、「4軸独立ガイド構造」と呼ばれる機能を備えていることが大きな特徴だ。クォーツの高精度を生かすために、時差のある地域の時刻合わせの際も、時計を止めることなく時針のみ修正できるのだ。クォーツ(Cal.9F86)。年差±10秒。SSケース(直径40mm、厚さ12.2mm)。38万5000円(税込み)。
「ヘリテージ コレクション」Ref.SBGN013は、2018年に9Fクォーツ誕生25周年を記念して発表された、Cal.9F86を搭載するモデルだ。Cal.9F86は、9Fクォーツに初めてGMT機能を搭載したムーブメントである。4軸独立ガイド構造を搭載することで、4本の針は互いに干渉することなく動き、さらに秒針を止めずに時針のみ独立して行える。
薄さと立体感を併せ持ったシンプルなケースデザインは、心地よい装着感を与えてくれる。ビジネスからプライベートまで幅広く活躍するモデルだ。
クォーツでは珍しい瞬間日送りレバーを採用している点にも、グランドセイコーの技術力の高さがうかがえる。
機械式とクォーツのハイブリッド「ヘリテージ コレクション」Ref.SBGA211
ヘリテージコレクションのスプリングドライブ搭載モデル。特徴的な文字盤は風紋の刻まれた雪をモチーフにしており、“雪白”と呼ばれて親しまれている。また、ケースにはザラツ研磨が、ダイアルには超立体型打ちが施されているため、上品に個性を発揮する。自動巻きスプリングドライブ(Cal.9R65)。30石。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタンケース(直径41mm、厚さ12.5mm)。日常生活用強化防水(10気圧)。81万4000円(税込み)。
機械式とクォーツの利点を見事に融和させたムーブメントであるスプリングドライブを搭載した「ヘリテージ コレクション」Ref.SBGA211は、際立った存在感を誇る。
精巧な鏡面仕上げがなされたケースは、光を受けて美しくきらめく。視認性と高級感を両立させたホワイトのダイアルも見事だ。なお、このダイアルはグランドセイコーのスプリングドライブを製造している「信州 時の匠工房」周辺の、穂高連邦の雪面がモチーフとなっている。冷たく乾いた風に吹かれて、繊細な風紋が作られる雪面を表現しているのだ。なお、“雪白”と呼ばれて親しまれているが、ダイアルは白ではなく特殊な銀メッキ加工となっている。
そのダイアル上を、ハイブリッドムーブメントによるスイープ運針で、秒針が滑らかに進む。その優雅な仕様によっても、所有欲を満たしてくれる1本だ。スプリングドライブ搭載モデルはほかのムーブメントと比べて価格が高くなる傾向にあるが、グランドセイコーを買うならスプリングドライブというユーザーも少なくない。
若者にもおすすめできるグランドセイコー
20代は、あらゆる経験が成長につながる、貴重な時期である。それだけに、本質に触れる機会はとても重要だ。
そんな時期にこそ、機能性と嗜好性を高度に備えた一流の時計を身に着けたいもの。グランドセイコーは、本物を求めるすべての若者におすすめできる時計である。
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