2021年 A.ランゲ&ゾーネの新作時計まとめ

2021.10.11

トリプルスプリット

トリプルスプリット

A.ランゲ&ゾーネ「トリプルスプリット」
手巻き(Cal.L132.1)。46石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約55時間。18KPG(直径43.2mm、厚さ15.6mm)。3気圧防水。世界限定100本。予価2024万円(税込み)。

 A.ランゲ&ゾーネが2018年に発表した「トリプルスプリット」に新色が追加される。今作は、ブルーのダイアルとロディウムカラーのサブダイアルに、ピンクゴールド製のケースを組み合わせたモデルである。合計10本にも及ぶ多くの針を備えたモデルであるが、カラーリングを工夫することで判読性を向上させている。18年発表当初より現在に至るまで、中間タイムと基準タイムを最長12時間まで計測できる唯一のラトラパンテクロノグラフと知られている「トリプルスプリット」は、フライバック機能も搭載されており、あらゆる計時における機能性を追求した仕様となっている。これらを実現する複雑ムーブメントCal.L132.1は、トランスパレントの裏蓋から鑑賞することが可能だ。100本のみの限定生産。

Cal.L132.1




リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ

リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ

A.ランゲ&ゾーネ「リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ」
手巻き(Cal.L121.2)。44石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KWG(直径36.8mm、厚さ10.0mm)。3気圧防水。予価535万7000円(税込み)。

 “明るい光が降り注ぐ魅惑の月夜”がモチーフの煌びやかなダイアルを持つ「リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ」。シルバー製のダイアルは、煌めく銅の粒子が入ったダークブルーのゴールドストーンで覆われており、まるで夜空のような深みを湛えている。4時位置のムーンフェイズは、1日分の誤差が生じるまで122.6年かかるという高精度なものだ。そのホワイトゴールド製のディスクには、628個もの星が散りばめられている。針やインデックスはロディウム仕上げのゴールド製だ。3、6、9、12時以外のインデックスの形状に星型を採用しているほか、ダークブルーのレザーストラップにはラメ光沢が入っており、全体をロマンティックにまとめ上げている。搭載されるのは手巻きのCal.L121.2。バリエーションとして、ベゼルに56個のブリリアントカットダイヤモンドをセッティングした、より華やかなモデルが用意されている。

リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ