2021年 グランドセイコーの新作時計まとめ

グランドセイコー
スプリングドライブ 8Days ジュエリーウオッチ
SBGD207

　セイコー創業140周年記念モデルのひとつであるグランドセイコーのジュエリーウォッチ。カラーリングは、長野県奥蓼科の山中に佇む「御射鹿池（みしゃかいけ）」に着想を得ている。奥蓼科は、スプリングドライブをベースとした複雑時計や最高級品を手掛ける「マイクロアーティスト工房」の所在地である塩尻市の近くに位置する。ダイアル中央にはグリーンに着色した白蝶貝があしらわれ、水面に映る木々を想起させる。その外周にはミニッツマーカーの役割を果たす48石のテーパーバゲットダイヤモンドと12石のグリーンガーネットがセットされている。

　ジュエリーウォッチでありながらも、視認性に配慮されたダイアルと10気圧防水を誇るしっかりとしたケースは、グランドセイコーならではの実用性を重視した仕様だ。搭載されるムーブメントは、約8日間ものロングパワーリザーブを誇る手巻きスプリングドライブCal.9R01。シースルーバックからは、単にムーブメントを鑑賞できるだけではなく、パワーリザーブインジケーターによって、主ゼンマイの残量を確認することができる。2021年5月21日発売予定。

グランドセイコー
スプリングドライブクロノグラフGMT
SBGC240

　セイコー創業140周年記念限定モデルとして発表されたSBGC240。ケース素材には実用性に優れるステンレススティールをベースとしながらも、随所にイエローゴールドを取り入れることで上品な色気を持ったモデルに仕上がっている。ベゼルは二重構造となっており、12角形のベース部分は、デザイン上のアクセントになるとともに、アワーマーカーに対応し、判読性を高めている。その上にはタキメーターが刻まれたブラックのジルコニア・セラミックス製ベゼルが取り付けられている。

　ブラックとイエローゴールドによるコントラストの高いダイアルによって、多機能モデルでありながらも高い視認性を確保している。搭載されるCal.9R86は、平均月差±15秒という高精度を誇る自動巻きスプリングドライブムーブメントだ。2007年以降、グランドセイコーに採用され続けてきた十分な実績を持つ。2021年6月10日発売予定。