ショパールを代表するメンズ時計のラインナップ
ショパールのメンズコレクションとして定番なのは、レーシングラインの「ミッレ ミリア」とクラシックラインの「L.U.C」だろう。ラグジュアリースポーツウォッチの「アルパイン イーグル」もチェックしておきたい。
レーシングライン「ミッレ ミリア」
メンズショパールの代表格である「ミッレ ミリア」は、メゾンのレーシングラインとして1988年に誕生したコレクションであり、イタリアで開催されているカーレースの名称をモデル名の由来としている。
実際のクラシックカーをデザインのモチーフにしている点が、ミッレ ミリアの大きな魅力だ。往年の名車に用いられていた内外装やカラーなどが、デザインに細かく再現されている。
限定エディションを毎年発表し続けていることも特徴的だ。ショパールの伝統を守りつつ、限定モデルごとにデザインが一新されているなど、クルマ好きにはたまらないコレクションといえよう。
機能性を追求した「L.U.C」
自社製ムーブメントを搭載したマニュファクチュールコレクションが「L.U.C」である。上品で洗練されたデザインを持つクラシックラインに分類されている。
1996年に初号機が誕生した自社製ムーブメントL.U.Cは、超高級モデルへの搭載を目指して開発が始められた。優れた性能を誇るほか、小型かつ薄型であることも大きな特徴となっている。
機能性を追求したシンプルなモデルには、ムーブメントを鑑賞できるものや宝飾が施されたものなど、ハイエンドモデルも数多く存在する。創業から培ってきた時計製造技術を存分に堪能できるコレクションだ。
ラグスポの新定番「アルパイン イーグル」
「アルパイン イーグル」は2019年に誕生したコレクションである。ショパール初のラグジュアリースポーツモデル「サンモリッツ」に着想を得て開発されたリバイバルピースだ。
アルパイン イーグルの文字盤には、「イーグルアイリス」と呼ばれるワシの虹彩をモチーフにした模様が刻まれている。「アイデアを得るための対象として、自然に勝るものはない」というメゾンのメッセージが込められたデザインだ。
自社製ムーブメントや独自素材が使用されていることも特徴である。洗練された伝統的なディテールとスポーティーなスタイルが見事に融合したコレクションである。
ショパールの人気モデルを紹介
メンズショパールの代表コレクションから、とりわけ人気の高いモデルを紹介する。コレクションの特徴と併せて知っておけば、より理解を深められるだろう。
ミッレ ミリア 2021 レース エディション 168571-3009
自動巻き。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS(直径44mm)。100m防水。世界限定1000本。95万7000円(税込み)。
2021年に発表された限定モデルが「ミッレ ミリア 2021 レース エディション(Ref.168571-3009)」だ。写真のステンレススティール製1000本に加え、18Kエシカルローズゴールドとのバイカラーモデル250本が限定販売されている。
ベゼルデザインは、クラシックカーの計器盤をモチーフに生まれたものだ。カーレースとの絆を強調すべく、チェッカーフラッグやレースロゴがケースバックに描かれている。
ミッレ ミリアは、世界で最も美しいスポーツカーの祭典とされるイタリアのカーレースであり、日本でも、ラ・フェスタ ミッレミリアとして毎年開催されている。
L.U.C QF ジュビリー 168613-3001
自動巻き(Cal.L.U.C 96.09-L)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SS(直径39mm)。30m防水。世界限定25本。182万6000円(税込み)。完売。
「L.U.C QF ジュビリー(Ref.168613-3001)」は、マニュファクチュールの創設25周年を記念して発表された2021年発表モデルである。ムーブメントには約65時間のパワーリザーブを誇るCal.L.U.C 96.09-Lが搭載された。
フランスのアールデコとドイツの造形教育機関バウハウスからインスパイアされたセクターダイアルを採用している。1930年代に発明されて以来、視認性の高さが評価されている文字盤のデザインだ。
ショパールのマニュファクチュールには、優れた技術を持つ職人たちが集められており、文字盤には彼らが手作業で行う職人技を確認できる。このモデルのサブダイアルは、カタツムリのような円を描く「スネイル仕上げ」が楽しめる。
アルパイン イーグル ルーセント スティールA223 298600-3001
自動巻き(Cal.Chopard 01.01-C)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。ルーセント スティール A223(直径41mm)。100m防水。165万円(税込み)。
アルパイン イーグルは2019年に登場した比較的新しいコレクションだが、サイズアップやコンプリケーションモデルの登場でラインナップが増えている。そのなかでも、定番色のブルーを採用した3針モデルが「アルパイン イーグル ラージ(Ref.298600-3001)」だ。
ムーブメントには自社製自動巻きCal.01.01-Cが採用されている。約60時間のパワーリザーブや2万8800振動/時の振動数を誇る、C.O.S.C認定クロノメーターだ。
アルパイン イーグルには、「ルーセント スティールA223」と呼ばれる独自素材が用いられている。一般的なステンレススティールより約50%高い強度を持つほか、アレルギーを誘発しにくい点も魅力的な素材である。
ショパールの進化は止まらない
ショパールのモデルは、時計製造技術と宝飾技術の両方を反映していることが特徴だ。端正なデザインはもとより、優れた機能性を魅力に持つ。マニュファクチュールとしての実力は、他の高級メゾンに引けを取らない。
メンズショパールの代表格としては、ミッレミリア、L.U.C、アルパイン イーグルが挙げられる。コレクションごとの特徴を知ることで、進化を続けるショパールの魅力を堪能できるだろう。
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