ワールドタイマー誕生10周年に放つ革新の1本
近年のフレデリック・コンスタントを語るうえで、さらに見逃せないモデルがある。
それが「クラシック ワールドタイマー マニュファクチュール」。自社製ムーブメント搭載のワールドタイマー誕生10周年を記念した、世界限定88本の特別モデルだ。
2012年にデビューを飾ったフレデリック・コンスタントの初代ワールドタイマーと同じく、独自開発のムーブメントCal.FC-718を搭載しており、リュウズひとつでワールドタイマーや日付などの調整が可能という、優れた操作性を持つモデルである。
コストパフォーマンスやデザイン性に優れるだけでなく、機構にも革新性を盛り込むのがフレデリック・コンスタントの真骨頂。
それはブランド創業者ピーター・スタースの願いであり、後進もまたその精神を受け継ぎ、ブランドの発展に心血を注いでいる。
現在、フレデリック・コンスタントの舵を取るのは、マネージング・ディレクターのニールス・エガーディンである。2012年に入社し、ファクトリーの拡大や自社製ムーブメントの拡充に努め、確かな実績を上げている人物だ。
「私たちの強みは、何と言ってもムーブメントを内製できること。2021年はワールドタイマーを3500本、永久カレンダーを1200本製作しましたが、小ロット生産にも臨機応変に対応できるところがポイントです。このようなスタイルを維持できるブランドはほとんどありません。つまり、私たちは複雑時計の分野でも“手の届くラグジュアリー”を実現できる稀少な存在となっているのです」(『WATCH ADDICT』No.03より)
「クラシック ワールドタイマー マニュファクチュール」もまた、この辣腕マネージング・ディレクターの肝いりモデルなのである。
デビュー10周年を記念してリリースされた「クラシック ワールドタイマー マニュファクチュール」は、18KRGケースが目を引くラグジュアリーなモデルだ。
文字盤には世界地図が描かれ、各大陸はグレーカラー、そして陸地を囲む海洋は深いブルーカラーで彩られている。熟成の自社製ムーブメントCal.FC-718は、シースルー仕様のケースバックから観賞できる。
自動巻き(Cal.FC-718)。26石。2万8800振動/時。18KRGケース(直径42mm、厚さ12.15mm)。3気圧防水。アリゲーターストラップ。世界限定88本。264万円(税込み)。
必見。もうひとつのワールドタイマー
フレデリック・コンスタントにおける伝統と革新を体現したモデル「クラシック ワールドタイマー マニュファクチュール」。限定生産の18KRGモデルに加え、さらに魅力的なバリエーションが用意されていることを付け加えておきたい。
自動巻き(Cal.FC-718)。26石。2万8800振動/時。SSケース(直径42mm、厚さ12.15mm)。5気圧防水。アリゲーターストラップ。59万9500円(税込み)。
ブラックケースのモデルはサンドブラスト仕上げを施し、ぐっとモダンな印象に。そして、クリーンなSSケースに深いブルーの文字盤とストラップをまとったモデルは、鮮烈で若々しいイメージだ。しかも、いずれも50万円台という極めて魅力的なプライスである。
自動巻き(Cal.FC-718)。26石。2万8800振動/時。チタンカラーPVD+SSケース(直径42mm、厚さ12.1mm)。5気圧防水。アリゲーターストラップ。世界限定300本。55万円(税込み)。
真摯なもの作り、挑戦する姿勢、伝統美に敬意を表したデザイン。スイス時計シーンにおける新鋭フレデリック・コンスタントは、創業から35年を経て、実力派のマニュファクチュールとして確かな地位を築き上げているのだ。
【フレデリック・コンスタント マニュファクチュール 特設サイト】
https://frederiqueconstant.jp/features/manufacture/
https://www.webchronos.net/watchaddict/88305/
https://www.webchronos.net/features/69964/
https://www.webchronos.net/features/69963/