ワールドタイム・ミニット・リピーター 5531
レマン湖を航行する蒸気船をダイアルに描いた「ワールドタイム・ミニット・リピーター 5531」が追加された。
自動巻き(Cal.R 27 HU)。45石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KWGケース(直径40.2mm、厚さ11.49mm)。非防水。価格要問い合わせ。
本作のベースは、2017年にパテック フィリップ・ウォッチアート・グランド・エキシビションにおいて限定製作モデルとして発表された「5531R」であり、本作の他にも、18年発表のレマン湖を見下ろすラヴォーの葡萄園風景を描いたローズゴールドモデル「5531R」が発表されている。
本作のケースは18Kホワイトゴールドとなり、ダイアルにはレマン湖を航行するベルエポック時代の著名な蒸気船のひとつがクロワゾネ本七宝装飾の細密画によって描かれている。
ダイアル外周にはカートゥーシェ装飾により都市表示リングが与えられており視認性が高い。また、「PARIS」の代わりに「GENEVA」の文字を記載して、レマン湖のテーマを強調している。
搭載されるCal.R 27 HUは、常に12時位置に表示されるタイムゾーンの時刻を音で知らせるミニット・リピーターを搭載する。そのゴングは、ムーブメントの地板ではなく、ケース本体に取り付けられ、音色の向上が図られている。
また、22K偏心マイクロローターによる自動巻き機構により、時計仕上がり厚さは11.49mmに抑えられている。
ミニット・リピーター 5178
自動巻き(Cal.R 27 PS)。39石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KWGケース(直径40mm、厚さ10.53mm)。非防水。価格要問い合わせ。
スモールセコンドとギヨシェ装飾に、ふたつのカセドラルゴングを備えた「ミニット・リピーター 5178」が追加された。
本作のダイアルは、18Kホワイトゴールドのベースの上に渦巻き状のギヨシェ装飾を施した後、ミッドナイトブルーの透明本七宝を施したものである。この手法はフランケ七宝として知られるもので、水面が波打つかのような有機的で奥行きのある表情が生まれている。
搭載するCal.R 27 PSは、通常のゴングの約2倍の長さを持つカセドラルゴングを備えており、豊かで深みのある音色を奏でるのが特徴である。また、ムーブメント厚さ5.05mmと薄型であり、時計の仕上がり厚さも10.53mmに抑えられている。
ゴンドーロ・セラータ 4962
アール・デコ様式からインスピレーションを得た「ゴンドーロ・セラータ」に、スペサルタイトを配した「4962」が追加された。
クォーツ(Cal.E 15)。18KRGケース(縦40.85mm、横28.6mm、厚さ7.36mm)。3気圧防水。541万2000円(税込み)。
本作は伝統的なイブニング・ウォッチに現代的な解釈が与えられた「4972」と「4972」の後継モデルである。従来モデルに比べてわずかにケースサイズを拡大し、本作の発表に至っている。
ケースには、94個のブリリアントカット・スペサルタイトが並び、12時位置と6時位置は「コニャック」、9時位置と3時位置は「マンダリン・オレンジ」のダブルカラーグラデーションをなす。
ケース下部両側のスペサルタイトが非対称な曲線を強調したデザインだ。ラック・ブラウンの文字盤は、マット仕上げとポリッシュ仕上げによりコントラストを持たせた花のモチーフで飾られている。
カラトラバ 4997/200R
女性向けカラトラバのレパートリーとしてパープルダイアルとベゼルのダイヤモンドが特徴の「4997/200R」が追加された。
自動巻き(Cal.240)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KRGケース(直径35mm、厚さ7.4mm)。3気圧防水。517万円(税込み)。
本作は、2021年発表のケース径35mmモデル「4997/200G」に続くモデルである。ケースは18Kローズゴールド製となり、パープルのダイアルは同心円状の波形エンボス模様が施される。
シャープなドーフィン針とクサビ状のインデックスが組み合わされ、ダイヤモンドやパープルダイアルの華やかな印象を引き締めている。ストラップは、ダイアルの色味に合わせたパープルのカーフスキンが合わせられる。
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