日本初のレディーバードルームを導入
ところでブランパン ブティック 大阪心斎橋には、国内の既存ブティックでは未導入だったある試みが取り入れられた。それが「レディーバードルーム」の設置だ。
レディーバードルームはその名の通り、レディス専用コレクションのレディーバードを始めとしたレディスモデルのみを取り扱う部屋である。
数多くのレディスモデルが並ぶ様は圧巻で、シンプルなモデルからダイヤモンドをセッティングしたもの、マザー・オブ・パール文字盤を採用したものなど、複数のバリエーションを比較しながら、ゆったりとお気に入りの1本を選ぶことが可能だ。
日本市場ではダイバーズウォッチやパイロットウォッチなど、“男の時計”としてのイメージが強かったブランパンだが、レディーバードコレクションはその対局とも言える存在。
文字盤の仕様違いやストラップカラーの選択など、“本格ダイバーズ”とは違った視点で行う時計選びは、多くの時計愛好家の心を掴むこと間違いなしだ。
日本におけるブランパンのレディースウォッチのイメージは、レディーバードルームの初採用を皮切りに徐々に変わっていく。それを確信するほどに、レディーバードルームは大きなトピックスと言える。
自動巻き(Cal.1163L)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約100時間。18KWGケース(直径34.9mm、厚さ10.4mm)。30m防水。447万7000円(税込み)。
フラッグシップショップならではの役割も
路面店であることや日本最大の売り場面積、そしてレディーバードルームと、これまでのブランパン ブティックとは一線を画す大阪心斎橋店。最も期待されるのは、西日本のフラッグシップショップとしての機能である。
ブランパンでは今後、同店舗を情報発信および顧客とのコミュニケーションの場として、大々的に活用していく予定だ。
個人的な意見に過ぎないが、イベントに関する規制が撤廃したこともあり、今後はトークショーや実機のタッチ&フィールといった定番イベント、路面店ならではの強みを活かしたシークレットイベントなども期待したいところだ。
通好みの時計メーカーというブランパンの認識は、この店舗によって大きく変わっていくかもしれない。
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