H.モーザー「エンデバー・ムーン」
6時位置の窓で表示される大型のムーンフェイズは、月にかかる地球の影を模したユニークな方式。文字盤のほぼ全径に匹敵する巨大なムーンディスクは、時針と連動して常に動き続け、その表示誤差は約1027.3年で1日だ。縦のガイドラインで月相を正確に合わせることを可能にしている。手巻き(Cal.HMC348)。1万8000振動/時。パワーリザーブ約7日間。18KRG(直径40.8mm)。生産終了。㉄イースト・ジャパン☎03-3833-9602
6時位置の窓で表示される大型のムーンフェイズは、月にかかる地球の影を模したユニークな方式。文字盤のほぼ全径に匹敵する巨大なムーンディスクは、時針と連動して常に動き続け、その表示誤差は約1027.3年で1日だ。縦のガイドラインで月相を正確に合わせることを可能にしている。手巻き(Cal.HMC348)。1万8000振動/時。パワーリザーブ約7日間。18KRG(直径40.8mm)。生産終了。㉄イースト・ジャパン☎03-3833-9602
H.モーザー「ヘリテージ パーペチュアル・ムーン」
2010年にデビューした「モーザー・パーペチュアルムーン」から「エンデバー・ムーン」に受け継がれた超高精度ムーンフェイズは現行の「ヘリテージ・パーペチュアル・ムーン」で復活。グラン・フー・エナメル文字盤を採用する格調高いデザインも特色。手巻き(Cal.HMC801)。1万8000振動/時。パワーリザーブ約7日間。18KWG(直径42mm)。840万円(税別)。㉄イースト・ジャパン☎03-3833-9602
2010年にデビューした「モーザー・パーペチュアルムーン」から「エンデバー・ムーン」に受け継がれた超高精度ムーンフェイズは現行の「ヘリテージ・パーペチュアル・ムーン」で復活。グラン・フー・エナメル文字盤を採用する格調高いデザインも特色。手巻き(Cal.HMC801)。1万8000振動/時。パワーリザーブ約7日間。18KWG(直径42mm)。840万円(税別)。㉄イースト・ジャパン☎03-3833-9602
また、月を配置したディスクを回転させるのではなく、月自体の影のほうを移動させてムーンフェイズを表現するというアプローチから考案されたタイプもある。こうした通常とは逆の方式の機構のほうがムーンフェイズとしては“リアル”なのだからおもしろい。窓に表れる月は大きくて迫力満点、月相の変化にもリアリティーがあり、さらには天文学的な正確性を極限まで追求したモデルとして有名なのが、H.モーザーの「エンデバー・ムーン」(旧「モーザー・パーペチュアルムーン」)だ。
このモデルも高精度の要は、4個の影(つまり地球だ)を載せた巨大な回転ディスクと、時刻に合わせ分単位でムーンフェイズを設定する特別な機構にあり、表示誤差も1027.3年で1日という驚くべき正確さだ(詳しくはwebChronos 2017年6月20日公開「ムーンフェイズ再発見[H.モーザー高精度ムーンフェイズの秘密]」参照)。
ほかにも、表示盤に満月、下弦、新月、上弦の4つのモチーフを配して、月は動かずに指針の回転で示す方式としてパテック フィリップの「スカイムーン・トゥールビヨン」(Ref.5002)やそれと同様の機構を持つシャネル「J12 ファーズ ドゥ リュヌ」がある。ちなみに、「スカイムーン・トゥールビヨン」はダブルフェイスになっており、裏面のダイアルでは北半球の満天の星空を背景にして移動しながら相が移り変わる月が組み込まれている。美しさも格別だが、天文学的な表現においてもほかを超越した“リアル・ムーンフェイズ”である。
シャネル「J12 ファーズ ドゥ リュヌ」
フランス語「ファーズ ドゥ リュヌ」とはムーンフェイズのこと。美しい星夜を思わせるアベンチュリンに新月、上弦の月、満月、下弦の月の各モチーフを配し、時計回りに移動するサーペント型の針でムーンフェイズの表示を行う。自動巻き。ブラック ハイテク セラミック(直径38mm)。100 防水。91万2500円(税別)。㉄シャネル(カスタマーケア)➿0120-525-519
フランス語「ファーズ ドゥ リュヌ」とはムーンフェイズのこと。美しい星夜を思わせるアベンチュリンに新月、上弦の月、満月、下弦の月の各モチーフを配し、時計回りに移動するサーペント型の針でムーンフェイズの表示を行う。自動巻き。ブラック ハイテク セラミック(直径38mm)。100 防水。91万2500円(税別)。㉄シャネル(カスタマーケア)➿0120-525-519