パリ 2024 パラリンピックのオフィシャルタイムキーパーを務めるオメガは、同大会開幕までのカウントダウン開始の式典を執り行った。式では、新たなオメガのスポーツアンバサダーである2名のパラアスリートが出席した。
パラリンピック開幕まであと1年!ブルドネ港のクロックがカウントダウンを開始
パリ 2024 パラリンピックの開催まで1年を切った。2024年8月28日の同大会開幕を控え、オフィシャルタイムキーパーを務めるオメガは、カウントダウン開始の式典を執り行った。
式典でお披露目されたのは、大会のロゴを模ったカウントダウンクロックだ。オリンピック・パラリンピックを象徴する“聖火”と“金メダル”、そしてフランス共和国の象徴である女神“マリアンヌ”の唇によって構成されたロゴの中央には、開催までの日にちと時間、分、秒までがデジタルで表示されている。設置場所はエッフェル塔近くのブルドネ港だ。
式典には同社社長兼CEOのレイナルド・アッシェリマンと、パリ2024会長のトニー・エスタンゲ、国際パラリンピック委員会会長のアンド リュー・パーソンズ、そして新たにオメガのスポーツアンバサダーに就任した2人のパラアスリートが出席した。
新たにスポーツアンバサダーに就任したうちの1名は、車いすフェンシングのベベ・ ヴィオ(ベアトリーチェ・ヴィオ)選手だ。幼少期よりフェンシングに打ち込んでいたヴィオ氏は、11歳のときに急性髄膜炎にかかり、前腕と脚の切断を余儀なくされた。しかし、そんな状況であっても悲嘆にくれることなくリハビリを続け、今では東京 2020 パラリンピックでの金メダルを含む、4つのパラリンピックメダルを持つ、イタリア代表選手のひとりへと成長を遂げた。
もう1名の新しいスポーツアンバサダーは、トライアスロンのアレクシス・ハンキンカン選手だ。ハンキンカン氏は、東京 2020 パラリンピックで金メダルを獲得したことでも記憶に新しい。2010年に遭った労働災害の影響で膝から下を切断した氏は、自らの人生にパラトライアスロンとしての道を見出し、複数の大会で優れた成績を残してきた。
2024年8月28日から9月8日までの12日間に亘って開催されるパリ 2024 パラリンピックは、約4,400人のトップパラアスリートによって競われる。果たしてどんなドラマが生まれるのか、1年後を楽しみにしたい。
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