オーデマ ピゲは、「ロイヤル オークオフショア クロノグラフ」の新作2モデルを発表した。このふたつのバリエーションはコレクションの30周年を記念して発売される。今年始めに発表された他のリファレンスに加わるもので、セラミックス、チタン、ゴールドなどを組み合わせたレイヤー構造だ。最良の人間工学性を実現したこの2 モデルは、テキスタイル調のカーフスキンレザーストラップを組み合わせ、最新の自動巻きクロノグラフムーブメント、Cal.4401を搭載している。
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ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
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自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。ブラックセラミックケース(直径43mm、厚さ14.4mm)。100m防水。715万円(税込み)。※ロイヤル オークは、引き続き入手困難な状況が続いている。
このふたつの「ロイヤル オーク オフショア」は、2020年発表の44mmモデル、Ref.26405CEを再解釈したものだ。セラミックス、ピンクゴールド、チタンを含む素材の組み合わせでコントラストを強調し、視認性を重視したこの新モデルは、人間工学も重要視している。ケースのエッジにはより幅広のポリッシュ仕上げの面取りを施し、ベゼルとネジ込み式リュウズ、クロノグラフのプッシュピースはそれぞれ微妙にカーブさせている。
反射防止加工サファイアクリスタルは、12時から6時方向にややカーブしており、ベゼルのカーブに滑らかにつながっている。どちらのタイムピースも、複雑な加工を必要とするセラミック素材を使っており、マニュファクチュールの品質基準をクリアする様々な仕上げ技術を用いて装飾もされている。
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自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KPGケース(直径43mm、厚さ14.4mm)。100m防水。715万円(税込み)。※ロイヤル オークは、引き続き入手困難な状況が続いている。
セラミックは酸化ジルコン(ZrO2)パウダーと特殊なバインダーで構成されるのだが、最終的な色は1000℃ほどの高温で焼結した後に出現する。完璧に均一なカラーを得ることが大きな課題で失敗も多い。部品はその後プレポリッシュ、プレサテンブラッシュで初期段階の研磨が施され、その後に手作業のポリッシュ面取りとサテンブラッシュを組み合わせながら仕上げられる。
ディープブルーまたはブライトグレーのケース
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ひとつ目のモデルはブラックセラミックケースと、ブルーセラミックのベゼル、プッシュプース、リュウズとのコントラストが魅力だ。セラミック素材はオーデマ ピゲの象徴的な手仕上げで装飾され、チタンのプッシュピースガードとリンクが加えられている。タイムピースに組み合わせたスモークブルーのメガタペストリーダイアルは、その深いブルーが外側に行くに従いブラックに近くなっている。ダイアルには3つのインダイアルが9時、6時、3時位置に並び、蓄光処理を施し視認性を向上させたホワイトゴールドのバトン型アワーマーカーと針がダイアルを明るく照らし出す。
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ふたつ目のモデルは18Kピンクゴールドのケース、そしてベゼル、ブレスレットのリンクとプッシュピースガードは全てチタンの明るい輝きが特徴的だ。ブラックセラミックのリュウズ、プッシュピースと同様、ブラックのクロノグラフカウンターがグレーのメガタペストリーダイアルを背景に浮かび上がるようだ。ダイアルには蓄光処理を施したピンクゴールドのバトン型アワーマーカーと針が並んでいる。
コンテンポラリーな交換可能のカーフスキンストラップ
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このふたつのロイヤル オーク オフショア クロノグラフは、簡単に交換可能なストラップシステムを備えている。これはオーデマ ピゲが2021年に導入したシステムで、どちらのモデルにもエレガントで洗練されたテキスタイル調のカーフスキンレザーストラップを組み合わせています。この加工方法は魔法のようで、革が布にしか見えない。ダイヤルカラーに合わせたこのストラップは今年始めコレクションに初めて導入されたもので、ブラックステッチで縁取られている。どちらもスポーティなブラックラバーストラップが追加で付属する。
完全な一体型クロノグラフ
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最新の自動巻き一体型クロノグラフムーブメント、コラムホイールとフライバック機能を備えたCal.4401を搭載。通常のクロノグラフとは異なり、フライバッククロノグラフはプッシュピースを一度押すだけで直接リセット、再スタートさせることが可能だ。コラムホイールは垂直クラッチシステムと共に機能し、クロノグラフをスタート/ストップさせる際、秒針はブレることなく瞬時に作動する。
さらにプッシュピースの押し心地もスムーズに調整された。特許保持のメカニズムにより、ゼロリセットするとカウンターの針は瞬時に帰零する。ムーブメントにはコート・ド・ジュネーブ、サーキュラーグレイン、サンレイブラッシュ、サーキュラーサテン、ポリッシュ面取りなど洗練された仕上げが施され、これらは全てサファイアクリスタルのケースバックから鑑賞することが可能だ。
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