タグ・ホイヤーより、「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」の新作が発表された。本作は、同ブランドが手掛けた初期の自動巻きクロノグラフである「1158CHN」のデザインにインスピレーションを受けており、18Kイエローゴールド製ケースを採用していることが大きな特徴だ。
過去の名作にインスピレーションを受けた、エレガントなレーシングクロノグラフ
タグ・ホイヤーを代表するエレガントなレーシングクロノグラフ、「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」に、18Kイエローゴールド製ケースをまとった新作が発表された。ゴールドカラーを基調にブラックのサブダイアルを配したデザインは、現在もコレクターズアイテムとして絶大な人気を誇る「1158CHN」をモチーフとしている。
今回発表された新作では、カレラの特徴であるシャープなケースに18Kイエローゴールドを採用している。大きく盛り上がったフランジは、ドームサファイアクリスタルに調和するグラスボックスデザイン。ダイアルは、イエローゴールドプレートを施すことによって、ケースとの連続性を感じさせるデザインとなった。スモールセコンドやセンターのクロノグラフ秒針、2つのサブダイアルにはブラックを採用し、アクセントを加えている。ダイアル自体には縦方向のサテン仕上げが施され、レーストラックのマークを想起させるとともに、余計な光の反射を抑え視認性を高めている。
モチーフとなったモデルでは、1960年代終盤の自動巻きクロノグラフ開発競争の末に誕生したムーブメントの1つ、Cal.11もしくはその後継機であるCal.12が搭載されていた。そのためにリュウズを9時位置に配していたが、今作ではリュウズを3時位置に配した一般的なスタイルを採用している。搭載するムーブメントは、約80時間のパワーリザーブを備えた、同社の自動巻きクロノグラフであるCal.TH20-00だ。ケースバックはシースルーとなっているため、このムーブメントを鑑賞することができる。
装着されているストラップは、ブラックのカーフレザー製。通気性を高めるパンチング加工によって、レーシーなイメージがより一層強調されている。
2023年は、カレラ誕生から60周年を迎える記念すべき年だ。その締めくくりとして発表された本作は、同社の過去と未来を繋ぐ記念碑的存在となることだろう。
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