A.ランゲ&ゾーネは、新作「ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター・ハニーゴールド」を発表した。本作は、デジタルの時分表示とミニッツリピーター機構を搭載し、ケース素材には温かな色味が特徴の18Kハニーゴールドを採用している。世界限定30本生産となっている。。
ハニーゴールド製ケースがもたらす豊かな音色
ドイツを代表する時計ブランドのひとつ、A.ランゲ&ゾーネは、2015年に発表された「ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター」をベースに、ハニーゴールド製ケースを採用した「ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター・ハニーゴールド」を発表した。本作は、一部のA.ランゲ&ゾーネブティックにて、世界限定で30本のみが販売される。
「ツァイトヴェルク」は、09年に誕生した、デジタル式の時分表示を特徴とするコレクションだ。そのデザインは、ドレスデンのゼンパー歌劇場にある5分時計に着想を得たものである。同社は、このアイコニックなモデルにミニッツリピーターを搭載するにあたり、その鳴り方にも“デジタル表示らしさ”を与えている。
通常のミニッツリピーターは、正時、正15分、分数の順に音で時刻を告げる。それに対し、本作では、正時、正10分、分数を鳴らす。これは、デジタル表示の小窓からのぞく数字と全く同じ回数の音が鳴らされるということだ。
ハニーゴールド製のケースは、温かみのある色合いを持つだけではなく、豊かな音色を生み出すことにも寄与している。これらの音を奏でるゴングとハンマーは、熟練時計師による調整とポリッシュが施されており、その姿をダイアルからも鑑賞することができる。また、本作はミニッツリピーターでありながら、ハンマー打ち専用のバネを引っ張るためのスライダーを備えていない。10時位置のプッシュボタンを押下するだけのシンプルな操作で起動することができるのだ。
繊細な複雑機構を搭載しているため、それらが破損してしまわないように安全機構と作動防止機構が採用されている。パワーリザーブが12時間を下回った際には、不意に時計が止まらないようリピーターが作動しなくなり、リピーター作動中は数字ディスクの回転とリュウズの引き出しができないようになる。
本作はシースルーバックを採用しており、複雑な面取りやエングレービングされたブリッジなどの精緻な仕上げを楽しむことが可能だ。
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