クロノブンキョウトウキョウの新作「クロノグラフ3 HISUI」が発表された。本作は、浅岡肇が富山県の通称“翡翠海岸”で出会った、翡翠の原石に着想を得たダイアルが特徴のモデルだ。自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載する。2023年11月21日(火)に2回、計40分の注文受付時間が設けられている。注文はKURONO公式HPより。
3年越しに実現した、石肌のような質感を持つ淡いカラーダイアル
独立時計師・浅岡肇のサブブランド、クロノブンキョウトウキョウの新作「クロノグラフ3 HISUI」が発表された。最も注目すべきは、日本の国石でもある翡翠に着想を得た淡いグリーンをあしらったダイアルだ。この淡く優しい色味には、あるエピソードが隠されている。
それは、今から3年程前のこと。漆の技法研究のために能登に訪れた帰り道、浅岡氏は富山にある通称“翡翠海岸”に立ち寄った。その名の通り翡翠を拾うことができるこの海岸で、散歩がてらにトレジャーハンティングをしようと考えたのである。しばらく歩き、やがて浜辺に打ち上げられた小さなマンボウを見つけた浅岡氏は、そのヒレに翡翠を発見することになる。そっと翡翠を拾い上げた直後、大きな波とともに、マンボウは海へ帰って行った。まるで、マンボウが翡翠を届けてくれたかのように。
その後、浅岡氏はこの翡翠の色合いを時計に生かそうと試行錯誤を繰り返し、遂に複数の色を点描することで、天然石が持つニュアンスまでを表現することに成功した。点描がもたらす質感と、放射状のギヨシェを施したインダイアルとのコントラストが臨場感ある表情をもたらしている。
これまでの同社のクロノグラフと同様に、5本の針はそれぞれ異なる形状を持ち、判読性を高めている。クロノグラフとしての機能性を向上させているのが、振動数に合わせて分割された目盛りと、ダイアル外周のパルスメーター/タキメーターだ。6時位置にはデイト窓が配され、シンメトリーなデザインを維持しつつも実用性を確保している。
ボンベ型のダイアルに合わせ、サファイアクリスタルはボックス型を採用する。なだらかな立ち上がりがダイアルの縁を優しく歪ませながら、ベゼルとの自然な一体感を生んでいる。
ストラップはカーフレザー製。垂直クラッチを採用し、信頼性の高い機械式自動巻きクロノグラフムーブメント、Cal.NE86を搭載する。
販売方法
これまでと同様、注文はKURONO公式ホームページでの受付となる。受付時間は2回に分けられており、1回目は2023年11月21日(火)の11:00~11:20、2回目は、同日の23:00~23:20だ。いずれも日本時間であり、購入に際しては事前のアカウント登録(登録無料)が必要。商品は、2023年12月25日(月)までに届けられる予定である。
販売スケジュール
[第1回目 注文受付時間]日本時間2023年11月21日(火)11:00~11:20
[第2回目 注文受付時間]日本時間2023年11月21日(火)23:00~23:20
[場所] KURONO公式ホームページ上(https://kuronotokyo.com/)
※購入に際し、事前にKURONO公式ホームページにてアカウント登録が必要。(登録無料)
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