スイスに「F.P.JOURNE レストラン」がオープン。時計師とブラッスリーの出会い

2023.11.21

2023年11月1日、スイス・ジュネーブ旧市街、ローヌ通り49番地に、「F.P.JOURNE レストラン」がオープンした。時計師F.P.ジュルヌと、シェフのドミニク・ゴーティエのコラボレーションによって生まれたレストランである。

ジュルヌ レストラン


「F.P.JOURNE レストラン」がスイス・ジュネーブにオープン

2023年11月1日(水)、スイス・ジュネーブ旧市街のローヌ通り49番地に「F.P.JOURNE レストラン」がオープンした。時計愛好家にはおなじみのF.P.ジュルヌと、ジュネーブの名店で腕を振るうシェフ、ドミニク・ゴーティエがコラボレーションして生まれたレストランだ。

ジュルヌ レストラン

スイス・ジュネーブのローヌ通りに構えられた「F.P.JOURNE レストラン」。なお、ローヌ通りは高級時計ブランドのブティックが立ち並ぶ通りだ。

 ともに美食家であると同時に、お互いの職業に対する敬意、そして熱意に引かれ合った両人によって実現したこのレストランは、1912年に創業され、高級飲食店として名を馳せたブラッスリー「ラ・バイエルン」の魅力を活かしつつ、F.P.ジュルヌの世界観も取り入れられていることが特徴だ。42年以来、装飾が変わっていないという店内にF.P.ジュルヌが時計学をアクセントに加えた結果、ムーブメントの展開図を描いたポスターが掲げられ、また、ヨスト・ビュルギやクリスチャン・ホイヘンスなどといった、時計史にとって重要な人物の名前がテーブルに付けられた。さらに、時計の世界観からインスパイアされたカトラリーが用意されていたり、17世紀初頭に製造され、Giovanni Brugell Venetiaの署名が刻まれた天文時計が配されていたりと、店内に時計の世界観が濃密に漂っていることが分かる。

ジュルヌ レストラン

シェフであり、美食家でもあるドミニク・ゴーティエは地中海料理を手掛けており、スパイスや柑橘類が香る逸品を提供する。まるで南国リゾートを思わせるそれらの料理は古典に革新を加えており、訪れた人は普段は得難い美食体験を楽しめるだろう。

 キッチンからは、ドミニク・ゴーティエがフランス、そしてスイスで培ってきた経験と技術によって、古典的でありつつも新しいニュアンスを加えた美食を提供するが、この料理名の中にはF.P.ジュルヌの代表モデルの名が付けられたものもあると言う。
 ローヌ通りは時計ブランドのブティックも立ち並ぶ地だ。近くに訪れた際は、ぜひF.P.ジュルヌを感じられる当レストランに、立ち寄ってみてはいかがだろうか。


F.P.JOURNE レストラン概要

住所: Rue du Rhône49, 1204 Geneve
電話: (+41)22 320 4949
メール: contact@fpjourne-le-restaurant.ch
HP: https://www.fpjourne-le-restaurant.ch/
営業: 月曜日〜木曜日はランチとディナー。金曜日はランチのみ。


Contac info: F.P.JOURNE レストラン https://www.fpjourne-le-restaurant.ch/


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