レイモンド・ウェイルより、新作「ミレジム」が発売される。本作は、GPHG2023でのチャレンジ賞を受賞したモデルであり、セクターダイアルをはじめとするヴィンテージ調の要素を多く取り入れている。スモールセコンドモデルの他、センターセコンドモデルやカラーバリエーションなど、豊富なラインナップも魅力だ。
チャレンジングな価格帯で実現した、ヴィンテージテイストが魅力の最新作
今年のジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)にて、チャレンジ賞を受賞したレイモンド・ウェイルの「ミレジム」が、2023年12月1日(金)より販売開始される。チャレンジ賞は、販売価格3500スイスフラン以下の時計を対象とした部門である。今年もセイコーやノモス、クロノブンキョウトウキョウといったブランドの、控えめな価格ながら優れたパフォーマンスを持つモデルがノミネートされていた。
ミレジムはヴィンテージ調のデザインを現代の時計製造技術で再現した、新しいコレクションだ。アールデコ様式を取り入れたダイアルは、クロスラインを配し、中央と外周で仕上げを分けたセクターダイアルのスタイルを取る。時分針にはスーパールミノバが塗布され、暗所での視認性も十分だ。
搭載するムーブメントの関係上、6時位置のスモールセコンドはやや中心寄りであるが、セクターダイアルの中にうまく溶け込ませることで、纏まった印象に仕上げている。ノンデイト仕様であることも、ヴィンテージ感を出すことに一役買っている。よりモダンなデザインが好みの方に向け、センターセコンド式モデルが用意されていることも嬉しい。
ダイアルカラーは、スモールセコンドモデルがシルバーとグレーの2種類、センターセコンドモデルがグレー、ブルー、サーモンピンク、シルバーの4種類。シルバーダイアルのみローズゴールドPVDのケースを組み合わせる。
すっきりとしたラウンドケースには、ポリッシュを主体に上面をサテン仕上げとしたベゼルが組み合わされている。先端を丸めたクラシカルなラグやブランドロゴが浮彫されたリュウズなど、メリハリを付けたシャープな造形は、最新の製造技術を用いたことで実現されたディティールだ。一方でボックス型サファイアクリスタルガラスがヴィンテージ感をもたらす。
さらに、薄型のケースと肉厚のストラップを組み合わせ、装着感にも気を配られている。サラリとした軽快な着用感をもたらすストラップは、カーフレザー製。それぞれ、ダイアルに合わせたカラーが採用されている。
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