グランドセイコーのオーナーズクラブ「GS9 Club」の日本の会員だけが購入できるオリジナルモデルが登場した。日本国内150本限定生産で、申し込み期限を待たず、すでに受け付け上限に達している。
会員投票によって決定されたダイアルデザイン
グランドセイコーのオーナーズクラブ「GS9 Club」の、日本の会員だけが購入できるオリジナルモデルが登場した。日本国内150本限定のスペシャルなモデルだ。
手巻き(Cal.9S64)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径36.5mm、11.6mm)。10気圧防水。限定150本。81万4000円(税込み)。申し込み受け付け終了。
「GS9 Club オリジナルモデル 製作プロジェクト」とし、GS9 Clubのウェブサイト上で製品開発のプロセスを公開したうえで、全2回にわたる会員投票によってデザインを決定するという試みから生まれた限定モデル。なお、全4種のデザイン案から選出された。このデザイン案は、2015年3月に発売されたGS9 Club発足以降の数量限定モデルで採用されたダイアルパターンがベースとなっている。
本作は、らせんを描くダイアルパターンが印象的である。ブランドロゴのGとS、そして1968年にグランドセイコー初となる10振動ハイビートモデルを開発した第二精工舎(現:セイコーインスツル株式会社)を象徴する、特別なSの3種類の文字が幾何学模様を成す。放射線状に拡がる文字で進化を追求し続けるグランドセイコーの革新性を表現している。
本作のベースとなっているのはグランドセイコーの歴史上、重要なマイルストーンである手巻きモデル「44GS」である。日本特有の美意識を源流に持つ、「セイコースタイル」に現代的解釈を新たに加えた。
搭載されるムーブメントはCal.9S64で、裏蓋にはGS9 Clubオリジナルモデルの証である「GS9 Club LIMITED EDITION」の文字と数量限定を表す「1 OF 150」が刻印される。9時のインデックスはGS9 Clubのロゴフォントと同じものが採用されており、分かる人には分かる遊び心が入っている。
購入受付は23年12月25日から24年7月31日(水)23:59までだったが、この期限を待たずに完売したという。発売は同年9月7日(土)である。
専用サイト
https://www.gs9club.jp/events/originalmodel-order
GS9 Clubに関するFAQ
https://www.gs9club.jp/faq
https://www.webchronos.net/features/35360/
https://www.webchronos.net/features/38977/
https://www.webchronos.net/features/43886/