ブランパンより、「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズ カレンダー」が発表された。本作は、2024年の干支である辰(ドラゴン)をテーマとしている。グリーンのグラン・フー エナメル製ダイアルには、通常の日付表示のほかに、中国暦(太陰太陽暦)のカレンダーを搭載し、ケースバックからのぞくローターには、ドラゴンの姿が刻まれている。
複雑な中国暦(太陰太陽暦)カレンダーを搭載した、辰年限定モデル
今年も、ブランパンの「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズ カレンダー」が発表された。本作のテーマは、2024年の干支である辰(ドラゴン)だ。このシリーズが誕生したのは12年のこと。それから干支が1周し、今回より2周目がはじまる。
グリーンのダイアルはグラン・フー エナメル製。センターから伸びるサーペント針は、グレゴリオ暦の日付を表示するが、本作ではそれとは別に、インダイアルによる中国暦(太陰太陽暦)のカレンダーと時刻表示を搭載している。
2024年の干支である辰をテーマとした、ヴィルレ トラディショナル チャイニーズ カレンダーの新作。サーペント針によってグレゴリオ暦の日付を表し、3つのインダイアルによって、中国暦のカレンダーと時間を表す。自動巻き(Cal.3638)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約168時間。18KRGケース(直径45.2mm、厚さ15.1mm)。3気圧防水。世界限定50本。1002万1000円(税込み)。
12時位置のインダイアルでは、1日を12分割した時辰を表示し、小窓のイラストによって干支を表示する。3時位置のインダイアルでは十干と五行、9時位置のインダイアルでは月と日付を表している。中国暦の特徴である2~3年に一度発生する閏月は、9時位置のインダイアルの丸い小窓によって判別可能だ。6時位置には、ブランパンが得意とするムーンフェイズが配されている。
グレゴリオ暦に比べ、さらに複雑なカレンダー表示を実現した本作のムーブメントは、開発までに丸5年の歳月を費やしたという。464個の部品を6層にわたって構成しており、その組立や調整には、同社の優れた技術者の力が不可欠だ。
その他の基本的なデザインは、「ヴィルレ」コレクションにのっとっている。リーフ型の針とローマンインデックス、そしてダブルステップベゼルを採用したポリッシュ仕上げのラウンド型ケースが、優雅な印象をもたらしている。
シースルーバックからのぞく自動巻きローターには、今年の干支であるドラゴンが刻まれ、ひと粒のルビーがセットされている。ブリッジに与えられたコート・ド・ジュネーブや面取りなどの装飾も、見どころのひとつだ。
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