LVMH グループの新作見本市、“LVMH ウォッチ ウィーク 2024”で、ブルガリは「オクト フィニッシモ」から2種、新作モデルを発表した。オクト フィニッシモの極薄ケースやブレスレットはそのままに、ブルガリは“タイムレス”かつ“恒久的なエレガンス”を添えた。
ブルガリから、新作「オクト フィニッシモ」が2種登場!
LVMH ウォッチ ウィーク 2024で、ブルガリは「オクト フィニッシモ」の新作モデルを2種、発表した。「オクト フィニッシモ イエローゴールド」と「オクト フィニッシモ タスカン コッパー」である。
2014年の登場以来、オクト フィニッシモは革新的な薄型時計としてのポジションを確立してきた。この革新性は、この8年間で、「最薄」のワールドレコードを8度も更新してきたことはもちろんだ。加えて、極めて薄いケースとブレスレットを備えつつも、実用性も両立していることや、立体感ある複雑な形状を有していることにもよく現れている。
このオクト フィニッシモのスタイルは崩さず、しかし従来のモデルとは違った、洗練された意匠を備えた新作モデルが発表されている。
「オクト フィニッシモ イエローゴールド」
自動巻き(Cal.BVL138)。31石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KYGケース(直径40mm、厚さ6.4mm)。100m防水。648万2000円(税込み)。2024年6月発売予定。
今回のLVMH ウォッチ ウィーク 2024でのブルガリのテーマは、“BEYOND TIME”だ。ブルガリのCEOであるジャン-クリストフ・ババンは「感動を形として残します。時の流れと共に消え失せてしまわないように」と、語る。タイムレスを追求し、恒久的に続くエレガンスを具現化するために、ブルガリは“ゴールド”を最適な素材に位置付け、今回の新作モデルへとつなげた。
オクト フィニッシモは超薄型時計でありながらも、ラグやケース、ベゼルにファセットを与えることで、複雑かつ立体的な造形を得ている。もちろん、今回発表された18Kイエローゴールド製モデルも、その意匠は健在だ。直径40mm、厚さ6.4mmのケースは100m防水と実用的であることも、特筆すべき点だ。
搭載するムーブメントは自動巻きCal.BVL 138。シースルーバックからはプラチナ製マイクロローターを有した、ブルガリの極薄ムーブメントを観賞することができる。
「オクト フィニッシモ タスカン コッパー」
自動巻き(Cal.BVL138)。31石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径40mm、厚さ6.4mm)。100m防水。205万7000円(税込み)。2024年2月発売予定。
ステンレススティール製のオクト フィニッシモにも、新しいバリエーションが追加された。サンレイ仕上げが施された、コッパーカラー文字盤のモデルだ。
サーモンピンクの文字盤を採用するブランドは、近年、幅広い価格帯で増えてきている。本作も、そんなサーモンピンクを、さらにメタリックな印象に仕上げた文字盤である。
なお、このカラーは、ヴィンテージウォッチからインスパイアされたものではない。イタリアの美術がルーツとなっている。16世紀の、マニエリスムと呼ばれる、当時の絵画を中心とした芸術様式から着想を得ている。
扱いやすいステンレススティール製モデルのため、実用性と相まって、普段使える極薄時計なのがうれしいところだ。
オクト フィニッシモのコレクションが拡充!
誕生以降、極薄時計というジャンルをけん引してきたオクト フィニッシモ。ブルガリにとっても代表的な存在であるがゆえに、さまざまなバリエーションの展開によって、コレクションは充実を極めていっている。今回発表された新作も、そんな拡充のひとつだ。目を引く新作の登場によって、オクト フィニッシモは2024年もいっそう時計市場でのプレゼンスを高めていくに違いない。
税込み価格はオクト フィニッシモ イエローゴールドが648万2000円。オクト フィニッシモ タスカン コッパーが205万7000円。前者は24年6月、後者は24年2月に発売予定となっている。
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