オーデマ ピゲより、新作「ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン “タマラ・ラルフ”」が発表された。本作は、オートクチュールデザイナーであるタマラ・ラルフとのコラボレーションモデルだ。フロステッドゴールドのケースと多層構造のダイアルを採用する。世界限定102本。
世界的なオートクチュールデザイナーとのコラボレーションモデル登場
2024年1月22日、パリで開催された春夏オートクチュール ファッションウィークにて、オーデマ ピゲの新作「ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン “タマラ・ラルフ”」が発表された。本作は、オートクチュールデザイナーであるタマラ・ラルフとのコラボレーションによる、世界限定102本の数量限定モデルだ。オーデマ ピゲとタマラ・ラルフの提携は20年に始まり、「2021 春夏プレタポルテ コレクション」では、ランウェイに登場したモデルが、同ブランドの腕時計を着用していた。
オートクチュールデザイナーであるタマラ・ラルフとのコラボレーションモデルだ。手巻き(Cal.2964)。17石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KPGケース(直径38.5mm、厚さ11.9mm)。2気圧防水。世界限定102本。要価格問い合わせ。
本作は、18Kピンクゴールド製のフロステッドゴールドケースと多層構造のダイアルを採用している。フィレンツェの伝統技法であるフロステッドゴールドは、ダイヤモンドチップを取り付けた工具を用いて、ゴールドの表面に無数のへこみを付けるものだ。これによって、本作にはスターダストのような繊細な煌めきが宿っている。
一際目を引くのが、4層で構成されるユニークなダイアルだろう。6時位置の開口部には、円が折り重なったデザインのフライングトゥールビヨンが配され、その中央には19個のブリリアントカットダイヤモンドがパヴェセットされている。開口部から広がるように、ブラウン、ブロンズ、ゴールドのプレートが広がり、グラデーションを作り出している。ブラウンとゴールドはガルバニック仕上げ、ブロンズはラッカー仕上げによるものだ。それぞれ、時分針を中心としたサンバースト加工が施され、プレート間で連続性のあるデザインに仕上げている。
ケースバックからは、本作に搭載される手巻きムーブメント、Cal.2964を鑑賞することができる。サンドブラストとサテン仕上げを組み合わせたブリッジは、トゥールビヨンを中心として5つの円が広がるデザインを採用する。
本作には、ふたつのアリゲーターストラップが付属する。ひとつが、ケースとの一体感を高めるブロンズカラー、もうひとつがダイアルに調和したブラウンカラーだ。いずれもパール加工が施され、華やかな印象に仕上げられている。
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