ボヴェとピニンファリーナの新作コラボレーションウォッチ、「アペルト1」が発表された。本作は、グレード5チタン製のケースに、オープンワークを施したダイアルとムーブメントを採用したモデルだ。あらわとなった内部機構は、職人の手作業によって丁寧な仕上げを与えられている。ブルーダイアルとイエローダイアルのふたつのカラーバリエーションがラインナップする。
2010年から続くコラボレーションの最新作が登場
ボヴェとピニンファリーナの新作コラボレーションウォッチ、「アペルト1」が発表された。両社は2010年よりコラボレーションを開始し、今回で8作目となる。
モデル名のアペルトは、イタリア語でOpen(オープン)を意味する言葉だ。その名の通り、本作の特徴はダイアルとムーブメントに大胆なオープンワークを施されたことにある。ボヴェのオーナーであるパスカル・ラフィーから、ピニンファリーナのデザイナーに提言されたのは、「従来のスケルトンデザインをさらに進化させ、超現代的にアップデートし、あらゆる要素を可視化できる」モデルであること。本作は、その要望に忠実に応えた作品として仕上がった。
ボヴェとピニンファリーナのコラボレーションは、今回で14年目、かつ第8作目を数える。手巻き(Cal.15BMPF09-OW)。38石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約7日間。Tiケース(直径42mm、厚さ10.95mm)。30m防水。要価格問合せ。
本作が搭載するのは、新型の手巻き式マニュファクチュールムーブメント。極限までパーツを削ぎ落した結果、プレートとブリッジが中央に集約された構造を持つ。あらわになった内部機構は左右対称に配置され、審美性を高めている。歯車を含めた各パーツは同社の職人の手によって丹念に磨き抜かれ、プレートとブリッジの仕上げだけでも10時間以上の工数を要している。約7日間のパワーリザーブを備え、主ゼンマイの残量は9時位置のインジケーターによって確認可能だ。
カラーバリエーションは、ブルーとイエローの2種類が用意されている。それぞれダイアル外周や中央のプレート、スモールセコンドなどの要所に鮮やかなカラーを取り入れ、スポーティな印象に仕上げている。
直径42mmのケースには、軽量かつ耐食性に優れるグレード5チタンを採用。サンドブラスト仕上げを施すことによってマットな印象に仕上げている。リュウズは12時位置に配され、着用時に手首に干渉するようなことはない。
ラバーストラップは、同社独自のアマデオシステムによって簡単にケースから脱着することができる。交換用ストラップも同梱されており、付け替えることで違った表情を楽しむことが可能だ。
https://www.webchronos.net/features/83374/
https://www.webchronos.net/features/49300/
https://www.webchronos.net/features/95842/