オリエントスターは、コンテンポラリーコレクション「M34」に、新たにフラッグシップモデルとなる「M34 F8 デイト」の2モデルを発表した。ダイアルには、降り注ぐペルセウス座の流星をイメージしたパターンが施されている。
コンテンポラリーコレクション「M34」のフラッグシップモデルを発表
オリエントスターは、コンテンポラリーコレクション「M34」に新作モデルをふたつ追加した。
コンテンポラリーとは、現代のニーズや生活様式にマッチしたスタイルを意味しており、オリエントスターではビジネスシーンからカジュアルまで幅広く取り入れられるデザインを備えたモデルをラインナップする。コンテンポラリーコレクションの中でも、ペルセウス座を意味する名を持つ「M34」にはバラエティー豊かなモデルが並んでいる。今回発表された「M34 F8 デイト」の2モデルは、その中でフラッグシップに位置付けられるモデルだ。
自動巻き(Cal.8N64)。22石。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径40mm、厚さ12.9mm)。10気圧防水。限定200本。34万1000円(税込み)。2024年3月23日発売予定。
本作は、時分秒針に加え、3時位置に日付、12時位置にオリエントスターのデザインコードとも呼べるパワーリザーブ表示を配する。ダイアルには、ペルセウス座を中心に流星群が放射状に夜空に幾筋も降り注ぐことをイメージした手彫りの型模様が施され、本作のアイコンとなっている。
数量限定モデルとなるホワイトダイアルモデルは、明るくなりつつある夜明けに降り注ぐ流星がテーマだ。
もうひとつ発表されたモデルはレギュラーとなり、M34のコンセプトを反映した夜空を思わせるサンレイ仕上げのブルーダイアルを採用する。
自動巻き(Cal.8N64)。22石。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径40mm、厚さ12.9mm)。10気圧防水。36万3000円(税込み)。2024年6月10日発売予定。掲載画像はプロトタイプ。
このブルーには、金属板上に色調効果をもたらすエプソン開発の光学多層膜技術が用いられている。ナノレベルの透明な幕を重ねて光の反射と透過をコントロールする光学多層膜により、通常の塗装では表現が難しい宇宙の青の奥深さを表現している。
本作のダイアルの魅力を引き出すため、風防にはエプソンが開発した両球面サファイアクリスタルへの両面無反射(SAR)コーティングを施したことで、ホワイトダイアルの艶やかさや、ブルーダイアルの奥行き、繊細な型模様を隅々まで楽しむことができる仕上がりである。
シリコン製ガンギ車を搭載した新型ムーブメントが登場
搭載されるムーブメントは新型となる自動巻きのCal.F8N64である。2021年にオリエント70周年を記念して発表され、オリエントスターの技術的シグネチャーとなっているシリコン製ガンギ車を搭載する点が特徴である。軽量なガンギ車の採用により作動の効率化が図られており、パワーリザーブは約60時間となる。また、長い針を駆動するためのトルク改善も施されている。
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