銀座7丁目に店舗を構えるグランドセイコーブティック 銀座が、オープン5周年を記念した期間限定のフェアを開催する。期間中に腕時計を購入すると、オリジナルノベルティがプレゼントされる特典付きだ。本フェアの開催期間は24年3月1日(金)から同月31日(日)まで。
豊富な品ぞろえとホスピタリティにあふれるグランドセイコーブティック 銀座
百貨店やブランドブティックが立ち並ぶ銀座のメインストリート、中央通り。休日には歩行者天国となり、多くの人で賑わうこの通りに、グランドセイコーブティック 銀座はある。
日本初のグランドセイコーブティックとして同店がオープンしたのは、2019年2月のことだ。その立地から、時計愛好家だけではなく、流行に敏感な層やインバウンドまでと、幅広いユーザーに愛されてきた。
店内へ足を踏み入れると、柔らかな照明と、ブランドカラーである紺色を基調にデザインされた空間が広がる。ショーケースには、グランドセイコーの腕時計が多彩なラインナップでそろい、定番モデルから珍しいモデルにわたって、じっくりと吟味することができる。特にここ数年では、創業地である銀座の限られた店舗でのみ販売される銀座限定モデルも登場し、ファン垂涎のリミテッドエディションとして注目を集めている。そんなレアモデルに巡り合う可能性も含め、何度でも訪れたくなる魅力にあふれている。
グランドセイコーは、クォーツ、メカニカル、スプリングドライブの3種類のムーブメントに加え、「マスターピースコレクション」「エボリューション9コレクション」「ヘリテージコレクション」「スポーツコレクション」「エレガンスコレクション」の5つのコレクションを展開している。知識豊富な同店のスタッフなら、初めてグランドセイコーを購入しようと考えている人がぶつかる、“選択肢が多すぎて自分に合うモデルが分からない”という悩みを一緒に解決してくれるはずだ。もちろん、既存のファンにとっても、スタッフとの会話によって新たな魅力や発見を得ることができるだろう。多くの人にとって、高級腕時計はそんなに頻繁に購入するものではない。だからこそ腕時計を選ぶ過程は、記憶に残る特別な時間であるべきだ。そして同店なら、そんな時間をかなえる下地が十分に用意されている。
魅力いっぱいのグランドセイコーブティック銀座だが、ここでうれしいお知らせがある。オープン5周年を記念し、特別なフェアが開催されるというのだ。開催期間は24年3月1日(金)から同月31日(日)まで。この間にグランドセイコーの腕時計を購入すると、グランドセイコーのオリジナルノベルティがプレゼントされる(無くなり次第終了)。
グランドセイコーブティック 銀座
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座7-9-16
営業時間:11時〜20時(日曜・祝日は19時まで)
メール:info@ginza.grand-seiko.com
TEL:03-3562-3800/FAX:03-3562-3801
オリジナルノベルティの目玉は特製ウォッチスタンド
税込み110万円以上のグランドセイコーの腕時計を購入した方には、「グランドセイコーブティック オリジナル 会津塗・木胎(もくたい)漆 四分一塗り(しぶいちぬり) ウォッチスタンド」がプレゼントされる。このウォッチスタンドは、現時点ではグランドセイコーブティックの銀座、心斎橋、京都四条と、グランドセイコーブティックオンラインでしか入手できない貴重なアイテムである。
ウォッチスタンドの材料となっているのは、岩手県で採れる天然木のホウノキだ。これを削り出したうえで、会津塗の塗師がひとつひとつ手作業で漆塗りを施し、さらに炭と錫の粉を混ぜ合わせた四分一という合金で仕上げている。銀色に輝くロゴは、純銀の蒔絵によるものであり、時間の経過とともに、いぶし銀へと変化していく様子を楽しむことができる。永く愛用できるグランドセイコーにこそふさわしいウォッチスタンドだ。
グランドセイコーファンならば、ぜひとも手に入れたいこのオリジナルノベルティ。その入手をかなえるうえに、グランドセイコーの世界観を存分に味わうことができるモデルをいくつかピックアップして紹介しよう。
5周年記念フェア ピックアップモデル
今回の5周年記念フェアで、注目したいモデルを紹介する。
「エボリューション 9 コレクション テンタグラフ」Ref.SLGC001
グランドセイコー初の機械式クロノグラフ、Ref.SLGC001。“TENTAGRAPH(テンタグラフ)”が意味するのは、10振動、3日間のパワーリザーブ、クロノグラフである。操作性に配慮された大型のプッシュボタンを備える。自動巻き(Cal.9SC5)。60石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタンケース(直径43.2mm、厚さ15.3mm)。10気圧防水。181万5000円(税込み)。
2023年に発表され、同年のグッドデザイン賞にも輝いたRef.SLGC001。本作は、グランドセイコー初の機械式クロノグラフだ。搭載するCal.9SC5は、10振動/時のハイビートを誇るデュアルインパルス脱進機やツインバレルによる約3日間のパワーリザーブなど、優れた基礎体力を持つCal.9SA5をベースとすることで、高い実用性を獲得したムーブメントである。
深みのあるブルーダイアルは、放射状に広がる岩手山パターンを採用。太くはっきりとした針やケースデザインは、独自のデザイン文法であるエボリューション 9スタイルをベースとしたものだ。
外装には、永く愛用するにふさわしい素材が採用されている。タキメーターが刻まれたブラックのベゼルは、高い硬度を持つセラミックス製。不意にぶつけてしまうことの多いベゼルだが、セラミックスであれば多少のことで傷が付くことはない。ミドルケースやブレスレットなどには、軽量かつ耐食性、耐久性に優れ、さらに審美性をも持ち合わせるブライトチタンが採用されている。これによって、ステンレススティールに遜色ない見た目ながら、着用時の手首への負担を軽減させている。
「エボリューション 9 コレクション」Ref.SLGH005
グランドセイコーを代表するモデル。白樺林をイメージした繊細な型打ちダイアルが、自然の荘厳さを感じさせる。高精度を発揮するハイビートと実用的なパワーリザーブを両立させたCal.9SA5を搭載している。自動巻き(Cal.9SA5)。47石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.7mm)。10気圧防水。115万5000円(税込み)。
グランドセイコーの製造拠点である、岩手県のグランドセイコースタジオ 雫石。そこからほど近くの場所には、白樺が群生している。その生命力あふれる荘厳な白樺林を型打ちによってダイアル上に表現したのが、“白樺”の愛称で親しまれるRef.SLGH005だ。
全体のデザインは、セイコースタイルをベースに、審美性、視認性、装着性をさらに追求し、進化させた独自のデザイン文法、エボリューション9スタイルにのっとっている。太くはっきりとした時分針やインデックス、低重心によって手首との一体感を高めた重量バランスなど、腕時計としての使いやすさを高めている。
搭載するCal.9SA5は、直接衝撃と間接衝撃を組み合わせることで、動力の伝達効率を向上させたデュアルインパルス脱進機や、約80時間のパワーリザーブを備えるツインバレル、精度の安定化に貢献する巻き上げヒゲを備えたフリースプラングテンプを採用したムーブメントだ。従来のCal.9S系ムーブメントに比べて薄型であるほか、ブリッジに面取りが施されるなど、審美性の高い仕上げが与えられている。
なお、白樺をモチーフとしたモデルとして、スプリングドライブムーブメントCal.9RA2を搭載したRef.SLGA009も存在する。一見してよく似た外観を持つが、型打ち模様の仕上げが異なっているため、2本一緒に見比べるのも面白い。
「エボリューション 9 コレクション」Ref.SLGA023
グランドセイコーの200mの防水性を持つダイバーズウォッチ。ダイアルのパターンは、日本近海のダイナミックな海流に着想を得たものだ。軽量なブライトチタンケースと、厚みを抑えたCal.9RA5を採用することによって、取り回しやすく仕上げている。自動巻きスプリングドライブ(Cal.9RA5)。38石。パワーリザーブ約120時間。ブライトチタンケース(直径43.8mm、厚さ13.8mm)。200m防水。151万8000円(税込み)。
グランドセイコーとしては初めて、ブルーのセラミックス製ベゼルを採用したダイバーズウォッチ。ダイアルに施されたパターンは、黒潮や親潮がぶつかり合う、日本近海のダイナミックな海流のうねりを表現したものだ。
ISOやJIS規格に適合した本格ダイバーズウォッチとしての高い防水性に加え、蓄光塗料を塗布した時分針やインデックスが、あらゆる環境下での視認性と判読性を高めている。
流麗なラインを描くケースと屈強なブレスレットは、ブライトチタン製。軽量で取り回しやすいだけでなく、海水への耐食性も優れている。
搭載するムーブメントは、自動巻きスプリングドライブのCal.9RA5だ。一般的なクォーツ式ムーブメント以上の月差±10秒の高精度に加え、デュアルサイズバレルによる約120時間のロングパワーリザーブ、オフセットマジックレバーによる薄型化など、グランドセイコーの現代技術が投入された。ダイバーズウォッチらしい大型の針を難なく駆動させることができるのは、主ゼンマイを動力源としたスプリングドライブならではだ。
「エレガンス コレクション」Ref.SBGY013
諏訪湖で見られる神秘的な自然現象、“御神渡り”をモチーフとしたモデル。繊細なパターンのダイアルや曲面を多用したケースライン、光を受けて煌めくブレスレットなど、パーティーシーンにもふさわしい上品なデザインに仕上げられている。手巻きスプリングドライブ(Cal.9R31)。30石。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径38.5mm、厚さ10.2mm)。日常生活用防水。115万5000円(税込み)。
グランドセイコーのスプリングドライブモデルが製造される、信州 時の匠工房。その近くに位置する諏訪湖において、真冬に全面結氷した際にまれに発生する自然現象が、“御神渡り(おみわたり)”だ。白銀の御神渡りをイメージしたRef.SBGY013では、太陽の光を受けて輝く結氷を想起させるような、繊細な型打ちダイアルが採用されている。
御神渡りの神秘性をより強調しているのが、シャープな時分針とインデックス、そして緩やかなカーブを取り入れたサファイアクリスタル製風防とケースのラインだ。エレガンスコレクションらしい上品さに満ちた佇まいは、ドレスウォッチとしても活躍してくれることだろう。
ムーブメントは、手巻き式スプリングドライブのCal.9R31を搭載する。一般的な機械式ムーブメントに比べて耐磁性や耐衝撃性、精度に優れるなど、高い実用性を備えている点が特徴だ。手巻き式のためにケース自体の厚みが抑えられており、主ゼンマイを巻き上げる操作も味わうことができる。スプリングドライブ特有の流れるような運針は、見る者の目を楽しませてくれることだろう。
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