2024年2月12日から同月24日まで開催されたサザビーズのオンラインオークションに、オメガ×スウォッチ「ムーンスウォッチ ムーンシャインゴールド スーツケース」が出品されていた。スーツケースは全11都市分が用意されており、合計落札価格は534,670スイスフラン(約9137万円)。この出品は、オメガの長期的なパートナーであるオービス・インターナショナルへのサポートの一環であり、落札金額のすべてがこの団体へ寄付される。
オメガ×スウォッチ「ムーンスウォッチ ムーンシャインゴールド スーツケース」が合計約9137万円で落札
オメガは2011年以降、オービス・インターナショナルを支援してきた。オービス・インターナショナルとは、世界の医療的辺境地に赴き、眼科治療と教育を行い、予防可能な失明をなくすことに尽力している非営利団体だ。オメガはこの支援の一環として、24年2月12日から同月24日まで開催されていたサザビーズのオークションに、「ムーンスウォッチ ムーンシャインゴールド スーツケース」を11点、出品していた。本オークションでの合計落札金額は534,670スイスフラン(約9137万円)となった。この落札額のすべてが、オービス・インターナショナルへと寄付される。
スーツケースの中には、「ムーンスウォッチ」の“MISSION TO MOONSHINE GOLD”が11本収められている。“MISSION TO MOONSHINE GOLD”は23年3月7日以降、ムーンスウォッチから展開されている、「満月の日限定」販売モデルだ。米国の農事歴で用いられる満月の名称をモチーフに、それぞれ異なるバージョンがこれまで11本リリースされていた。クロノグラフ秒針に、オメガが開発した18Kムーンシャイン™ゴールドのコーティングが施されていることも、特筆すべき点だ。
このすべての特別なムーンスウォッチが収まったスーツケースは、全11都市分が用意されていた。ユニークなのは、各都市の“空港コード”がケースサイド9時位置にあしらわれていることだ。なぜ都市コードではなく空港コードなのかというと、オービス・インターナショナルが内部に手術室やレーザー室などを設けた飛行機「空飛ぶ眼科病院(Flying Eye Hospital)」を医療的辺境地に派遣しているためである。
用意されたスーツケースは東京のほか、チューリッヒ、バンコク、シンガポール、香港、北京、ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリ、シドニーだ。11都市分のスーツケースが出品され、それぞれが11人の落札者の手に渡った。
オメガの社長兼CEOのレイナルド・アッシェリマンは以下のように語った。
「今回のユニークなオークションは、世界中のムーンスウォッチファンの心をとらえました。この収益をオービスに寄付できることに非常に感激しています。私たちはオービスが推進する眼科治療ミッションが素晴らしいことであると心から信じており、彼らのために募金を集めることができただけでなく、彼らの知名度がこの活動を通じてさらに高まったことを大変うれしく思っています」。
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