日本の伝統工芸である和紙を用い、ダイアル上での多彩な表現を試みる「ザ・シチズン」。今回、「Iconic Nature Collection」に、“花”と“鳥”それぞれを土佐和紙のダイアルで表現した、2種の限定モデルを登場させた。2024年4月11日に発売予定だ。
繊細で唯一無二の表情を持つ和紙ダイアル
ザ・シチズンの「Iconic Nature Collection」から、2種の限定モデルが登場した。
光発電エコ・ドライブ(cal.A060)。年差±5秒。⼟佐和紙⽂字板(典具帖紙)。スーパーチタニウム(直径38.3mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。世界限定300本。予価40万7000円(税込み)。4月11日発売。
光発電エコ・ドライブ(cal.A060)。年差±5秒。⼟佐和紙⽂字板(典具帖紙)。スーパーチタニウム(直径38.3mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。世界限定300本。予価42万9000円(税込み)。4月11日発売。
ザ・シチズンでは、土佐和紙そのものをダイアル素材に使用することで他の時計にはない存在感を持ったモデルをラインナップしている。今回の新作2種は移ろいゆく自然の景物の美しい一瞬を、土佐和紙を用いたダイアルで表現する数量限定モデル「Iconic Nature Collection」に分類される。繊細で1枚1枚違った個性を持つ土佐和紙にパターンを表現することで、新たな魅力を創出したモデルである。
同ブランドでは、日本3大和紙のひとつである「土佐和紙」をダイアルに使用している。例えば、極薄で独特の風合いを持つ「典具帖紙(てんぐじょうし)」と繊維を砕かず塊を残した「雲龍紙」といった種類の紙だ。本作では典具帖紙を採用している。
さらに、1枚1枚表情の異なる和紙素材特有のテクスチャーの上にシャープなエッジを持つ幾何学模様を加えることで、今までとは違った表現を生み出している。
新たな手法によって表現される「花」と「鳥」
本作は、古くから詩歌や絵画のモチーフとなり鑑賞の対象であった「花」と「鳥」がコンセプトだ。その最大の特徴は、新たに取り入れられたダイアル上のパターンである。
AQ4100-22Wでは、伝統の吉祥文様である「七宝繋ぎ」と「花七宝」をアレンジしたパターンを採用し、仲夏の花が鮮やかに色づいていく瞬間が表現されている。そして、AQ4106-00Wでは同ブランドのシンボルである鷲の中でも、ゴールデンイーグルと形容されるイヌワシが優雅に飛翔するさまを描いている。
両モデルともに、ダイアルに施されたグラデーションや光が当たった際に浮かび上がる繊細なパターンを通し、自然の景物が持つ繊細な姿を楽しむことができる。
時計としての実用性の高さ
詩的で繊細な表情を持つダイヤルに加え、実用面でも高い完成度を誇るザ・シチズン。
光を受けることで発電し、定期的な電池交換の手間を排したシチズン独自の技術「光発電エコ・ドライブ」を備えた本作のムーブメントCal.A060は年差±5秒という高精度を持つ。加えてうるう年まで自動で修正するパーペチュアルカレンダー機能を併せて搭載することで時計使用における日常的な手間を極限まで減らすことに成功している。
また、ケースに使用される素材には同メーカーの独自素材であるスーパーチタニウムTMを使用。本素材は一般的なステンレススティール素材より約40%軽量、約5倍の硬度という性能を誇り、肌にも優しいという腕時計により適した素材である。
繊細な表情を持つダイヤルに丁寧に仕立てられたケース、そして手に取った時の軽量さなど実際に手に取るとさらなる魅力を発見できる本モデルは2種ともに世界限定300本となっているので、興味を持った読者は、ぜひ早めにチェックすることをおすすめしたい。
Contact info: シチズンお客様時計相談室 フリーダイヤル 0120-78-4807
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