チューダーから新作モデル「ブラックベイ クロノ ピンク」が登場した。ブラックやホワイト、シャンパンゴールドを現行モデルの文字盤色に採用してきた「ブラックベイ クロノ」では、珍しいピンクカラーをまとうことが特徴だ。なお、本作はメインストリームを訴求したモデルではなく、生産数はごく少数となる。
チューダー新作「ブラックベイ クロノ ピンク」
チューダーから、新作モデルとして「ブラックベイ クロノ ピンク」が登場した。2017年から続く「ブラックベイ クロノ」コレクション。現行モデルでは、ブラック、ホワイト、シャンパンゴールドの文字盤色がラインナップされている。このブラックベイ クロノにとっても、スポーティーな「ブラックベイ」シリーズにとっても、ピンク文字盤との組み合わせは、まさに“異色”だ。
自動巻き(Cal.MT5813)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径41mm)。200m防水。79万2000円(税込み)。
異色とはいえ、ピンクがチューダーにとって無関係の色というわけではない。ピンクを採用するチューダーのアンバサダーや公式パートナーが見られるためだ。例えばデイヴィッド・ベッカムが共同オーナーであり、本作がローンチされる前日にチューダーが公式タイムキーパーとなったインテル・マイアミCFは、チームのデザインにピンクを用いている。ジェイ・チョウの象徴はピンクになっており、チューダーが公式タイムキーパーを務めるジロ・デ・イタリアのリーダーはピンクを着用することに迷いはない。
そんなピンクをまとったブラックベイ クロノ ピンクは、ブラックのインダイアルが備わることで”パンダ”風のスタイルを持つ。スノーフレーク針や丸型インデックス、12時位置の逆三角のインデックスなどと併せて、従来のブラックベイ クロノの意匠と大きくは変わらない。一方で5列リンクのブレスレットを採用しており、ドレッシーな印象も備える。直径41mmのステンレススティール製ケースとブラックベイ クロノのスタイル、そしてピンクやブレスレットが強める”ドレッシー”との取り合わせは、手首で存在感を放ってくれることだろう。
搭載するムーブメントは自動巻きクロノグラフのCal.MT5813だ。ブライトリングのCal.01をベースに、チューダーが開発した高精度調速機構を組み込んだC.O.S.C.公認クロノメーターのムーブメントで、パワーリザーブは約70時間だ。
さらに、200m防水や、バックルに搭載されたの“T-fit”アジャスティングシステムとともに、実用的で日常の相棒にふさわしい1本となっている。なお、“T-fit”アジャスティングシステムは、バックル部分で工具なしに、8mmの長さを5段階で調整できる機構である。ブラックベイ クロノのように重量のあるモデルは手首サイズにフィットさせることで、より装着感が快適になるだろう。
本作の価格は79万2000円(税込み)だ。ただし、メインストリームを訴求したモデルではなく、生産数はごく少数となる。
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