モーリス・ラクロアは、2024 年の新作モデルとして『マスターピース スケルトン ラベルノワール』を2024 年4 月より全国の正規販売店にて発売する。
モーリス・ラクロア『マスターピース スケルトン ラベルノワール』
手巻き(cal.ML134)。19石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約45時間。ブラックDLC加工SS(直径43mm、厚さ13mm)。50m防水。106万9200円(税込み)。世界限定288本。※Label Noir (ラベルノワール)とは、2011 年にスイスにて創業されたカスタムウォッチメーカー。元々は時計職人がユーザーの注文に基づいてカスタマイズしていたのが始まりとされ、その技術は高級ウォッチブランドにも認められている。トゥールビヨンを搭載したモデル製作や仕上げにADLC 加工を施すなど、妥協のない遊び「究極の贅沢」を追究し続けている。
モーリス・ラクロアは、独創的でユニークなコラボレーションウォッチを世に送り出している「LABEL NOIR(ラベルノワール)」とのパートナーシップを2020 年より開始している。第一弾のコラボレーションでは、モーリス・ラクロアを代表するアーバンウォッチ「AIKON」を再解釈してアレンジ。‘都会’をテーマとした、ブラックとグレーの色使いが目を引くモデルは発表数分後に完売し人気を博した。
コントラストの傑作
スケルトンウォッチは、素材によって石、ビス、歯車列など、重要な部品の側が外れてしまうなどして、意図しない湾曲が生じる場合もあるが、モーリス・ラクロアはこの潜在的な問題に対応できる自社製ムーブメントを設計・開発した。香箱にはオープンワークのキャップがあり、さまざまな張力の主ゼンマイを見ることができる。12 時位置の横からは、ねじ込み式テンプが振れる様子を見ることができ、ヒゲゼンマイやアンクルレバーは脱進機と繋がっている。『マスターピース スケルトン ラベルノワール』は、見る者を魅了する機械仕掛けに浸らせ、ラベルノワールが用いる巧みなコントラストのバランスがその素晴らしさを強調する。マニュファクチュールキャリバー ML134 には、ペルラージュ装飾やサンドブラスト仕上げが施され、ブリッジにはポリッシュ仕上げがあしらわれている。
既存のマスターピース スケルトンモデルではPVD加工を施していたが、今回のコラボレーションモデルでは、ケースはより耐傷性・耐摩耗性に優れたマットブラック&アンスラサイトのDLC加工、またリューズとベゼルにもブラックDLC加工を施している。そして地板部分には、ポケットの底にサンドブラストを施したブラックのサンブラッシュ仕上げのプレートを設置。仕上げの方法を変えることでブラックでもグレーに見える箇所もあり、陰影のように美しい仕上がりになっている。ケースバックから眺めることのできるムーブメントは光を透過させ、内部のすべての輪郭を美しく照らす。ブラックのナイロンストラップにはトレードマークである「M」ロゴが印字され、同じくブラックのフォールディングバックルを合わせた手首に存在感が生まれるタイムピースである。
https://www.webchronos.net/news/85263/
https://www.webchronos.net/news/85241/
https://www.webchronos.net/features/82863/