伝説のレーサーにオマージュを捧げる、ショパール『ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ ジャッキー・イクス』

2024.04.17

ショパールは、メゾンの伝説的アンバサダーであるジャッキー・イクスを称え、新たなタイムピース『ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7 (ジャッキー・イクス) 』を発表した。

ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7

共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレと著名なレーサーとの7度目にわたるクリエイティブなコラボレーションから生まれたこの直径40.5mm のクロノグラフは、クラシックカーのボディワークに着想を得たラインと美しい‘glass box(グラスボックス)’クリスタルを備え、文字盤には「ル・マンのキング」のヘルメットカラーにインスパイアされたミッドナイトブルーを採用。25 年以上にわたりコレクションを彩ってきた1960年代のダンロップタイヤのトレッドパターンをあしらったラバーストラップは、今回初めて、文字盤とマッチするミッドナイトブルーを纏った。

ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7 (ジャッキー・イクス)

ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7

ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7(Ref.168619-3006)
自動巻き。37石。2万8800振動/時。COSC認定クロノメーター。パワーリザーブ約54時間。ルーセントスティール™ケース(直径40.5mm、厚さ12.88mm)。50m防水。世界限定250本。152万9000円(税込み)

 このモデルは、ふたつのエクスクルーシブなリミテッドエディションで構成され、ひとつは、優れた特性を持ち、80%以上のリサイクル素材で製造されるショパール独自のスティール合金、ルーセントスティール™を使用した250 本限定と、ルーセントスティール™ &18K エシカルイエローゴールドを使用した50 本限定が展開される。モータースポーツへの情熱を分かち合うジャッキー・イクスとカール‐フリードリッヒ・ショイフレが36 年にわたって紡いできた真の友情、そしてレース界の巨匠にオマージュを捧げ、美しいメカニックを愛するコレクターや愛好家垂涎のクリエイションが発表された。

ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7

ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7(Ref.168619-4002)
自動巻き。37石。2万8800振動/時。COSC認定クロノメーター。パワーリザーブ約54時間。ルーセントスティール™ケース✕18Kエシカルゴールド™ベゼル&プッシュボタン(直径40.5mm、厚さ12.88mm)。50m防水。世界限定50本。179万3000円(税込み)

 「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7」には、ジャッキー・イクスを想起させるシンボルがいくつも採用されており、文字盤の美しさを際立たせるミッドナイトカラーは彼のヘルメットの色合いを再現している。ホワイトの表示を施したこの文字盤は、インデックスと時分針に塗布されたスーパールミノバ® が昼夜を問わず最適な視認性を保証する。日付表示はホワイトの数字で表示され、ル・マン24 時間レースでの6 度の勝利を称え、6 と24 の数字は他の数字と区別し、レッドカラーで際立たせられた。

デザインの核となる伝説のヘルメット

 この新作タイムピースの魅力を際立たせるために、カール‐フリードリッヒ・ショイフレとジャッキー・イクスは、イクスの象徴的なヘルメットのデザイン美に着想を得た。ジャッキー・イクスは当時のレーサーの中でも多くの点で突出していたが、なかでも1969 年にフルフェイスのヘルメットを初めて着用したのが彼だった。ジャッキー・イクスは当時のヘルメットの安全性に疑問を抱いており、彼の要望に応えるべく、当時のサプライヤーは競技中に頭部がより保護されるヘルメットを設計した。

ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7

©Patrick Csajko

 このヘルメットは、最初はエレクトリックブルーをまとい、1972 年以降はミッドナイトブルー仕様となった。バイザーに守られたふたつのウィンドウをホワイトのラインで縁取ったそのデザインから、「Owl(フクロウ)」の愛称がついたこのヘルメットは、以降、ジャッキー・イクスのシグネチャーとなり、30 年にわたって同じグラフィックデザインを維持し、車体番号以上にレーサーの識別に役立った。

  • ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7

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本作は、このモデルにインスピレーションを与えた伝説的なアクセサリーのミニチュア複製品とともに、特別なプレゼンテーションボックスに収められる。コラボレーションの証として、ウォッチのサファイアケースバックには有名な「Owl」のヘルメットがあしらわれているほか、「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7」の細部に宿るレースやパフォーマンスのエスプリを連想させる「Time Attack」の文字が記されている。

 予選にあたる「Time Attack」は、レーサーがサーキットを周回するタイムを計測するもので、これによって、スターティンググリッドが決まり、これはレース結果に大きく影響する。ジャッキー・イクスはそのキャリアの中で、あるレースでは最後尾でスタートラインを通過し、フィニッシュラインを最初に通過する実力があることを証明した。

グラスボックス

ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ JX7

 インナーベゼルには、速度計算に欠かせない目盛り付きタキメータースケールが配されている一方、文字盤はスリムなベゼルに固定された‘glass box’サファイアクリスタルで保護されている。このタイプの‘glass box’クリスタルは、1930 年代から60 年代にかけて広く使用され、文字盤に遠近感を与え、くっきりとした美をもたらし、ウォッチ全体の調和の取れたプロポーションを引き立てる。通常のサファイアクリスタルよりも加工が複雑なこのクリスタルは、開口部の奥行を最大限に引き出し、上や横から入り込んだ光を文字盤に上品に反射させる効果がある。


Contact info: ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922


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