「マネロ フライバック」。我が国への入荷が始まったカール F. ブヘラの新型自動巻きクロノグラフ。30分積算計とスモールセコンドから構成されるクラシカルなツーカウンター。時分針は堂々たる体躯のドーフィン型、クロノグラフにはバトン型の針がそれぞれ採用されている。自動巻き(Cal.CFB 1970)。25石。2万8800振動/時。約42時間のパワーリザーブ。(上)SS。103万円(税別)。(下)18KRG。252万円(税別)。ともに直径43㎜、厚さ14.45㎜。
昨年のバーゼルワールドで発表され評価の高かったカール F. ブヘラの新しいクロノグラフ「マネロ フライバック」のデリバリーが開始された。直径43㎜の堂々たるラウンドケースに、シルバートーンのクラシカルな文字盤を組み合わせたこのモデルには、ムーブメントサプライヤーとして知られるラ・ジュー・ペレがカール F. ブヘラのために開発した新型自動巻きクロノグラフ、キャリバーCFB 1970が搭載される。モデル名にあるとおり、この新しいムーブメントにはリスターティング・フライバック機能が搭載されている。流麗なポリッシュ仕上げが施された大型のクロノグラフ用プッシャーは操作性が高く、ドーム型のサファイアクリスタルが機械式クロノグラフ全盛時の1940年代から50年代の雰囲気を今に伝えている。
ケース素材は18Kローズゴールドとステンレススティールの2種類。エクスクルーシブのムーブメントを積んだ自動巻きクロノグラフとしては、とても良心的なプライスが付けられており、市場競争力は極めて高いだろう。