カシオは、オシアナスの新作を2モデル発表した。「OCW-T2600J-7AJF」は丸型で白色文字盤のモデルだ。もうひとつの「OCW-T5000B-1AJF」は角形文字盤を備え、ブラックDLC加工されたケースが特徴的な腕時計である。どちらも以前から発売されていたモデルのカラーバリエーションだ。
白色文字盤の「OCW-T2600」
クォーツ。Tiケース(直径42.8mm、厚さ10.7mm)。10気圧防水。12万1000円(税込み)。
カシオからオシアナスの新作が発表された。「OCW-T2600J-7AJF」は丸く白色の文字盤を備える腕時計だ。ベゼルとインダイアルはダークカラーで、全体のよいアクセントとなっている。視認性に優れた色のコントラストの腕時計だ。なお、昨年発売されたOCW-T2600は銀色とブラックの組み合わせか、ブラック一色だった。
機能はオシアナスの他モデルに準じた充実したものだ。12時位置には第二時間帯の時分表示を備え、タイムゾーンの切り替えもリュウズ操作によって都市名を選択することで簡単に可能となっているほか、自動で設定される。タフソーラーによる発電に加え、世界6局の標準電波受信による自動時刻修正機能を有し、非常に高い実用性を備える。
外装は軽量で良好な着用感を生み出すチタン製であり、ここにザラツ研磨による平滑度の高い面仕上げが施されている。カシオによるチタンへのザラツ研磨の仕上がりは良好であり、アンダー15万円の価格帯において高い満足度が得られることだろう。
全体にブラックDLCをまとった角形オシアナス「OCW-T5000」
角形オシアナスのOCW-T5000からも新作が発表された。全体がブラックで統一された「OCW-T5000B-1AJF」だ。文字盤はもちろん、ケース全体とブレスレットにブラックDLCが施されており、精悍な印象を与える。ケース素材はチタン製である。なお、チタンが銀色に輝くオリジナルモデルは2021年に発表された。
機能面は申し分ない。ストップウォッチ機能やスマートフォンリンク、電波ソーラー等ハイテク腕時計として必要な要素がそろっている。ケースの形状は立体的に仕上げられており、あらゆる角度からも見栄えるのする造形である。ストライプ入りの文字盤は、どこかクラシックな雰囲気を醸し出す。ワールドタイム機能を備えており、インナーベゼルには世界各地の都市の名前が刻まれている点にも注目したい。ブルーの秒針は、ブラックで統一された腕時計全体の中でのよいアクセントだ。
タフソーラー。Tiケース(縦47.4×横38.2mm、厚さ10.4mm)。10気圧防水。19万8000円(税込み)。
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