チューダーがスポンサードするプロサイクリングチームのライダーのために、軽量で機能を重視した全く新しいペラゴス FXD のクロノグラフが発表された。非磁性シリコンバランススプリングを採用した高性能マニュファクチュールキャリバーを搭載し、カーボンコンポジット製ケースを備えるこの時計は、2024 年からはジロ・デ・イタリアを含む、世界で最も過酷なサイクリングレースに参戦するチームが腕に装着してレースに参加する。
超軽量ブラックカーボンコンポジットケース
自動巻き(cal.MT5813 / ブライトリング 01 ベース)。41石。2万8800振動/時。C.O.S.C.認定クロノメーター。パワーリザーブ約70時間。カーボンコンポジットケース(直径43mm)。100m防水。74万300円(税込み)。
サイクリング用に特別に設計されたタキメーター
設計段階で考えられたのは時計の耐久性だけではない。ライダーが長時間乗車する際にも役立つよう考えられている。クロノグラフのタキメーター目盛りは自動車が出せる速度に合わせて調整されるのが一般的だ。確かに、多くのチューダーのクロノグラフはモータースポーツに関連する目盛りが採用されている。“サイクリング”モデルが特別なのは、ライダーが維持するスピードに合わせた目盛りが振られているからだ。タキメーター目盛りはダイアルを螺旋状に覆うように配され、ライダーが通常走行する平均速度が一目でわかるようになっている。つまり、ペラゴス FXD クロノ “サイクリング”のタキメーター機能はサイクリング用として特別に設計されている。
ペラゴス FXD クロノ “サイクリング”
マットブラックのダイアルに赤いアクセントを効かせたこのモデルは、視認性を第一に考えつつ、TUDOR プロサイクリングのチームカラーを祐彿とさせる。象徴的なスクエア型アワーマーカーと「スノーフレーク」針は、視認性を向上させるために発光面を最大化できるデザインとして、60 年代にチューダーが考案。前者は、厳しい条件下でも最適な視認性を実現する発光性セラミック混合物で作られている。ダイアル外縁に45 度の角度をつけて配したフランジには、タキメーターの目盛りが記されており、その内側の数字はライダーの走行速度に焦点を当てている。
入念に作られたファブリックストラップ
チューダーは2010 年にいち早くシングルピースのファブリックストラップを採用したブランドだ。フランスのサン・テティエンヌで150 年以上家族経営を続けるジュリアン・フォール社によって、19 世紀製の織機を用いて生み出されるファブリックストラップ。それは品質と快適さを両立する唯一無二の存在である。ペラゴス FXD のためにジュリアン・フォールとチューダーは、新しい構造のストラップを開発した。幅22 mmのジャカード織テクニカルファブリックに伝統的なバックル。バイクライドには最適だ。
タングステン製ローターを備えるキャリバー MT5813
ペラゴス FXD クロノの動力となるマニュファクチュールキャリバー MT5813 は、時、分、秒、クロノグラフ、日付機能を表示する。また、チューダーのマニュファクチュールキャリバーならではのマット仕上げが施され、象徴的なオープンワーク仕様のモノブロック構造タングステン製ローターを備える。
約70 時間のパワーリザーブとシリコンバランススプリングを誇るマニュファクチュールクロノグラフキャリバー MT5813 は、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を取得しており、協会が定める基準を上回る日差ー2 ~ +4秒という高い精度を達成している。機能性の高いムーブメントはチューダーが掲げる伝統的な時計製造の下で作り上げられ、精巧なコラムホイールメカニズムと垂直クラッチを備える。チューダーの品質哲学に則り、すべてのチューダーの製品と同様に数々の過酷なテストによって保証された類い稀なる堅牢性と精度を保つ。
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